#97 独女が恋愛に「ご無沙汰」になるワケは⁉【40代編集長の婚活記】

2018.06.13 LOVE

ドキッ!鋭い指摘をするロンドンくん

ものすごく戸惑っていた。

肩をギュッとしながら、私の体を引き寄せたロンドンくん。

ロンドン「あれこれ頭で考えすぎなんだよ、アサミちゃんは」

アサミ「考えすぎ?」

ロンドン「これは私らしくないとか、こういう始まりはイヤだとかね」

ドキッ!鋭い。否定できない……。確かに婚活パーティや婚活アプリは不自然だから私に向いていないと思って、このバーにやってきたわけだから。

ロンドン「恋愛は“する”ものじゃない。“落ちちゃう”もの。Fall in Love、っていうでしょ。好きになろうと努力して恋愛が始まるんじゃない」

アサミ「落ちちゃうもの」

ロンドン「理由もなく気になったり、自然と目で追ったり、会いたくなったり、その人のことを考えたり」

アサミ「うん……」

ロンドン「今までそんなふうに思ったこと、ないの?」

さっきまでの「モテモテでした~」みたいな茶化したテンションから打って変わり、急にマジメなトーンで話してきた。肩に回していた手は離したけれど、上半身はグッと近づいたままだ。

 

恋に“落ちたこと”ありますか?

そう言われて、少し考えた。過去の恋愛のことを。

アサミ「そう考えると恋に落ちた経験は、ないかもしれない」

ロンドン「過去の彼氏はみんな、相手から告白してきたんだっけ?」

アサミ「うん……。数少ないけど、たまたまそうだった。だから、言われてうれしいな、ありがたいなと思ってOKしたパターンばっかり」

ロンドン「ちょっと、モテ自慢?」

アサミ「違う違う、数が少ないのよ。それに付き合ったらちゃんと好きになったよ。浮気したこともないし、私からフッたこともないし」

ロンドン「フラれて別れるってワケね」

アサミ「全部フラれてばっかりよ。だからいつも最後は悲しかったし」

ロンドン「でも結局、自分から恋に“落ちた”ことはないわけでしょ? 告白されたから好きになっただけで」

アサミ「はい、その通りです……」

ロンドン「恋愛センサーが鈍感なんだよね、アサミちゃんって」

アサミ「恋愛センサー?」

 

魅力センサーと恋愛センサー

恋愛センサーが鈍感? う……。これまた鋭い指摘かも。

ロンドン「恋愛感情は別として、この人ステキとか、カッコいいとか、一緒にいて楽しいとかは思ったりするでしょ?」

アサミ「それは思うよ。たくさんいる」

ロンドン「そういう魅力センサーは敏感に働いてるのよ。なかには魅力センサーすら働かない、人に興味のない人間もいるけどね」

アサミ「人に興味はあるよ!」

ロンドン「そこから先! 魅力センサーでステキだなって思った相手の中から、恋愛対象になっていくわけよ? だけどアサミちゃんの場合、魅力センサーで受けた感情が恋愛センサーに伝達してないわけ」

アサミ「魅力センサーで止まってる……」

ロンドン「そうそう。恋愛センサーへの伝達物質がなんらかによって阻害されているわけ」

アサミ「何が阻害してるのよ」

ロンドン「“考えすぎ”っていう思考回路!」

 

 

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