#97 独女が恋愛に「ご無沙汰」になるワケは⁉【40代編集長の婚活記】
40代独女が恋に落ちない理由
考えすぎという思考回路。確かに私はそうかもしれない。恋愛だと相手がどう思うかいろいろ考えてしまう傾向はある。恋愛以外は、わりとそうでもないのに。
アサミ「そう言われても……思考回路なんてなかなか変わらないよ」
ロンドン「だからね、思考しない! 考える前に動く。魅力的だなと思ったら、積極的に話しかけるとか、メッセージするとか、会いにいくとか……すぐやれることをやるのよ」
アサミ「でも、それでしつこいとか負担に思われちゃったらイヤだし」
ロンドン「それ! 相手がどう思うか考えてるから恋愛できないのよ」
アサミ「いや、それは考えるでしょ」
ロンドン「マメに連絡したらしつこいとか負担に思うような相手なんて、どっちみち上手くいかないんだから。自分がこうしたいと思ったらすぐする。ただそれだけ。相手がどう思うとか考えない。そうじゃなきゃ恋愛なんてできないよ!」
彼との「いい関係性」を壊したくない
確かに……。ロンドンくんが言っていること、一理ある。相手にしつこいと思われたくないとか考えてしまうのは……結局、「傷きたくない」とか「いい関係性を壊したくない」だけかもしれない。それは、つまらないプライド。でも年齢とともに高くなってしまったプライド。
さっきからスキンシップが多くて、意味深な言葉をささやいてくるロンドンくん。それを、どこか恥ずかしくてかわそうとしている私はもしかして……。
彼との仲のいい友達という関係性が壊れるのが怖いから、なんじゃないか。だから彼が真剣なムードになるたびにわざと違う質問をしていた。でも、もうやめよう。私も真剣に向き合おう。
彼の好きな人って、誰のこと?
少し前にロンドンくんが言った言葉の続き。聞くのが怖かったけど、もう逃げない。ストレートに聞こう。アサミ「さっき、好きな人できたって言ってたけど……」
ロンドン「うん。だから今日、恋に落ちちゃったんだと思う」
アサミ「昨日までは違ったのに」
ロンドン「そう。前からずっと魅力的だとは思ってたよ。一緒にいて楽しいし、ホッとするし。でもずっと魅力センサー止まりだった。だけど……」
アサミ「恋愛センサーが反応した?」
ロンドン「そう。今日このバーでいろいろ話して……魅力センサーから恋愛センサーに伝達したみたい」
アサミ「うん……」
ロンドン「アサミちゃん、僕ね……好きになっちゃった」
ついに彼は告白をしてくる……はず。
次の言葉を待ちながら、私はカクテルを一口飲んだ。確か、カクテルの名前は「Que Sera, Sera(ケセラセラ)」。スペイン語で「なるようになる」。ロンドンくんと私の関係性もなるようになる……ということかもしれない。
【ロンドンくんが今日恋に落ちた相手は…!覚悟を決めたアサミ。続きはコチラ】
#98 どうする?「ただの友達」から告白されたら【40代編集長の婚活記】
スポンサーリンク