「肌の免疫」を上げれば美肌が叶う!5つの習慣とは?

肌免疫、という言葉を聞いたことがありますか? 肌本来が持つバリア機能が肌免疫。

身体に備わる免疫力と同じように、「毎日の習慣」を見直すことによって高めることができるのだそう。

今日から実践できる「肌免疫」のために気を付けるべきポイントを、Y’sサイエンスクリニックの日比野佐和子先生に教えてもらいました。

 

肌は内臓の鏡!常在菌と肌の密接な関わり

肌には無数の常在菌が存在しており、この存在が美肌を作るカギを握っています。肌の常在菌は腸内環境と同じように善玉菌、悪玉菌、 日和見菌の三つに分けられ、皮膚の環境を健康に保つためにうまくバランスを取り合っているのです。善玉菌の活動が弱まって悪玉菌が増えすぎると、肌荒れやニキビといった肌トラブルが起きやすくなりますが、悪玉菌も外からのウィルスや異物の侵入や攻撃から肌を守ると いう重要な役割があります。

どれかの菌が多い・少ないから良いという訳ではなく、常在菌の構成バランスを整えることによって肌のバリア機能を高めることができる のです。善玉菌の一つである表皮ブドウ球菌は皮脂をエサに脂肪酸を生成し、肌を弱酸性に保つ働きがあるのですが、洗顔料で洗いすぎる と皮脂が落とされ、一時的にアルカリ性になってしまうことで悪玉菌の活動が活性化して皮膚の水分量を保つバリア機能が低下し、乾燥や 肌荒れといったトラブルが起きやすくなります。

「肌は内臓の鏡」と言われるように、ストレスや生活習慣の乱れによって腸内環境が悪化すると体全体の免疫力が低下し、同時に肌の常在菌のバランスも崩れて「肌免疫」も下がってしまいます。肌本来が持つバリア機能=「肌免疫」は常在菌のバランスを保つこと、そして「肌免疫」をコントロールする役割を司るランゲルハンス細胞の働きを高めることが非常に大切です。

まず、毎日のスキンケア習慣でアプローチ!

毎日の習慣を見直すことによって肌本来の持つバリア機能である「肌免疫」を高めることができると言えます。今日から実践できる「肌免疫」のために気を付けるべきポイントは以下の通り。

アプローチ①「美容液」を取り入れた丁寧な保湿

日頃のスキンケアでは、乾燥して肌の生まれ変わりのターンオー バーを妨げないよう、丁寧な保湿を心掛けましょう。肌トラブルを未然に防ぐために、いつもの化粧水・乳液の手順に美容液を取り入 れて、しっかりと肌に浸透させることによって「肌免疫」を高め、 内側からハリのある透明感溢れる肌になります。

アプローチ②スキンケアには刺激の強い成分を極力避ける

界面活性剤や防腐剤(パラベン)といった刺激の強い成分をなるべ く避けて肌への負担を軽減しましょう。クレンジングや洗顔を行うときに強く擦りすぎることも、柔い肌には刺激になってしまうため要注意です。

バランスの良い食習慣も重要です

食生活はとても大切で、胃腸の環境がよくなると肌免疫も安定して皮膚の状態も改善されます。バ ランスよく栄養を摂り、身体内側から美しくなりましょう。肌免疫を高めるためには、以下の食材を摂るように心掛けましょう。

アプローチ③抗酸化作用のあるカラフルな野菜(にんじん、小松菜など)

緑黄色野菜に含まれるβカロテンには皮膚や粘膜の免疫力をアップさせてくれると言われており、紫外線やストレスでダメージを受けてバリア機能が低下したお肌をサポートしてくれます。朝の野菜ジュースなどは手軽に摂れるためおすすめです。

アプローチ④保湿力を高めるタンパク質(肉、魚、大豆など)

皮膚を形成する素であるタンパク質が不足すると、新陳代謝を妨げ肌を老化させて、たるみやくすみの原因に。同時に、肌のハリや弾力を保つコラーゲンの源でもあります。

アプローチ⑤ビタミンC(キウイ、いちご、みかんなど)

皮膚や粘膜を健康に保つために必要不可欠なのがビタミンC。コラーゲンの生成に必要不可欠で、 肌のターンオーバーを整える作用があります。

自分なりのストレス解消法を見つける

メンタルはホルモンバランスと大きく関わっており、ストレスを感じるとストレスホルモンが増えることで活性酸素を増やしてしまいます。活性酸素は強い酸化力を持つ物質で、細胞を酸化させて老化を加速させたり、炎症を引き起こしたりするため、肌トラブルの大敵です。現代のストレス社会ですぐに生活習慣を変えるのは難しいかもしれませんが、どんなに些細なことでも、自分なりにストレスを解消できる方法を複数持って実践することが大切です。

解説してくださったのは・・・(監修者)日比野佐和子先生

Y’sサイエンスクリニック 統括院長

大阪大学医学部大学院医学系研究科卒業・博士課程修了。現、大阪大学医学部大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学講座特任准教授。同志社大学アンチエイジングリサーチセンター講師、 森ノ宮医療大学保健医療学部准教授、ルイ・パストゥール医学研究センター基礎研究部アンチエイジング医科学研究室室長を経て、平成25年に当院院長に就任し現在に至る。TVや雑誌へも多数出演。

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