#102 初めての「個室婚活」に行ってみた【40代編集長の婚活記】
ついに個室婚活、スタート!
開始時刻になった。スタッフのかたに案内された男性が個室ブースに入ってきた。
この日の最初の婚活相手は、Tシャツにダメージデニムという服装に、長めの髪を後ろでひとつで束ねているワイルドな風貌の男性だった。彼をワイルドさんとしよう。
ブースに入ってきた瞬間、独特のにおいがした。少々においに敏感な私。
ワイルド「はじめまして」
アサミ「こんにちは。はじめまして」
ここで互いのプロフィールカードを見せ合って会話を始めることになる。……のだが、ワイルドさんはプロフィールカードをサッと一瞥しただけで、いきなり質問をしてきた。
ワイルド「単刀直入に聞くけど、アンタ犬10匹と猫7匹、ウサギ5匹にハムスター5匹と一緒に暮らせる?」
アサミ「えっ⁉」
あまりに突然の質問に驚く。と同時に、初対面でいきなり“アンタ”呼ばわりされたことにも引っかかった。
最初のお相手、ワイルドさん
いや、落ち着こう。個室婚活は始まったばかりだ。ワイルド「どうなんだよ?」
アサミ「あの、ペットをたくさん飼っていらっしゃるんですか?」
ワイルド「ペットじゃねぇよ、家族だよ。オレの家族と同居できるかって聞いてんの」
何、この言い方……。 なんだか上から目線。ちょっと失礼じゃない? こういう話し方の男性は正直いって苦手だ。
そしてわかった。彼が入ってきた瞬間の独特の香りの原因。動物のにおいだ!
アサミ「犬も猫もウサギも……嫌いじゃないですけど、そんなにたくさんの面倒が見られるかというと、ちょっと自信がないかもです……」
動物好きであろうワイルドさんに少し気を使いながらも、正直な気持ちを伝えた。
いきなりこんなことって⁉
個室婚活は開始したばかり。話を少し変えようと、別の質問をしようと思った矢先だった。ワイルド「あ、そう。じゃいいや。もう聞くことないから他に行くわ」
そう言い残してワイルドさんはあっという間に立ち去っていった。ポツンと一人で残された私。1人あたり5分と言われていたけれど、賞味1分。しかもなんだかイラッとする気持ちが残った。
何これ。なんだか一方的にフラれた感が満載なんだけど。
いい出会いがあるかもと期待をしていた分だけ、この先の「個室婚活」に不安をいだかずにはいられなかった……。
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