#103 40代未満、立ち入り禁止! ウワサの「個室婚活」レポ【40代編集長の婚活記】

2018.07.25 LOVE

オタクの傾向? ものすごく早口になる

思えばこの質問がシチサンさんに火をつけてしまった。

シチサン「はい、もちろんです! UFOは存在しておりますから。それはそれは神秘的でものすごく美しいんです!!!」

ものすごく早口になり声が大きくなるシチサンさん。自分の趣味の話になって興奮しているのね。趣味の話をすると早口になったり声が大きくなったりするのは、どんなオタクでもあるあるな共通項。

シチサン「見てください、UFOの写真!」

私が質問をする前に、シチサンさんはカバンの中から大きなアルバムを取り出し、彼が“同志”と一緒に撮影したという膨大な量のUFO写真を見せてきた。アルバムは厚さにして5㎝はある。

 

まるでUFO写真の解説会

UFO写真を見せながら、シチサンさんんはものすごい早口でそれぞれのUFOの説明をしてくれる。撮影した場所はどこで、何時ごろで、どの方向の空で、空の色、UFOの動き、同志の間で分析したどこから来たUFOか、何をしにきたのか……。

アサミ「あ、スゴイですね……」

圧倒される。

息継ぎをほとんどせずに一気にまくしたてるシチサンさん。

 

しゃべりまくるシチサンさん

ブースに入ってきた当初は、マジメを絵に描いたような人がMAX緊張状態にあるという感じだった。マジメそうな印象は変わらないけれど、UFOの話になってからはすっかり流暢なしゃべりに変貌。

でも早口すぎて、なおかつ内容がマニアックすぎて全然、私の頭に残らない。

 

それでも編集者の職業病なのか

「すごいですね」「へぇ」「なるほど」「キレイですね」「ステキです」「初めて見ました」……等々の相槌を繰り出す私。

 

本当はそろそろUFO写真の話を終わりにしたい。ほかの話をしたい……。

だけど趣味の話をふってしまったのは私だ。あまりに緊張していたから、リラックスしてもらおうと思ってした質問だったけれど、まさかこんなにも話をまくしたててくるとは……。

 

話題を変えようと試みるが

なんとか終わりにしようとして果敢にシチサンさんに質問を試みた。

アサミ「話は変わるんですけど、あの、お仕事は……」

けれど、UFOの話に夢中になっているシチサンさんは、私の質問を華麗にスルー。まったく聞こえている様子がない。

アサミ「シチサンさん、UFOの話はひとまず置いといて、あのお仕事のこと教えてください」

言ってみたけれど、馬耳東風。

これはもう強行突破と思い、シチサンさんのUFOアルバムをやや強引に閉じようとしながら

アサミ「UFOのアルバム、たくさんあるからまた今度見せてください。ほかにもお聞きしたいことあるんです」

 

そう言い切り、シチサンさんもやっと私のほうを見たそのときだった。

 

なんとタイムアップ!

「お時間になりました。男性のかた、ご移動をお願いいたします」

 

タイムアップ! 5分間という制限時間が終了してしまった。とても大事そうにアルバムをカバンに戻し、また背筋をピンと伸ばして椅子の横に立ったシチサンさん。

シチサン「本日はお時間をいただき、誠にありがとうございました。これにて失礼させていただきます!」

またもや深々とお辞儀をしたシチサンさん。そして、隣のブースへそそくさと移動していった。

 

2人目のシチサンさん、終了

呆気にとられること、再び。

シチサンさん、マジメな人だった。誠実そうだった。いい人そうだった。

でも、UFOが大好きなこと意外、何もわからなかった。そして、私のことは何ひとつ、聞かれなかった……。

 

動物大好きなワイルドさんに続いて、UFO大好きなシチサンさん。今回の「個室婚活」は“ものすごく何かにドハマりしている人”くくりで集められたのだろうか?

3人目の男性に一抹の不安をいだきながら、個室婚活のブースで相手を待つのだった。

「失礼します」

そう言って、入ってきた3人目の男性は……。

 

【ある意味、ステキな出会いばかりの個室婚活(笑)。3人目はどんな人が? 続きはコチラ】

#104  個室婚活で出会った「3人目の男」に思うこと【40代編集長の婚活記】

【前回はコチラ】

#102 初めての「個室婚活」に行ってみた【40代編集長の婚活記】

【一気読みするならコチラ】

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