
ほったらかし積立で500万円!手取り22万ずぼら女性が成功した理由
世の中NISAだiDeCoだ騒いでいるけれど、そもそも何?面倒だしよくわからないからまあいいやと思うなかれ。ほったらかし積み立てでかなり増やした「ずぼら女子」のサクセスストーリーを紹介します。
同じずぼらでも貯まる女性はここが違う!
(成功した「ずぼら女子」由美子さん(仮名)のプロフィール)
・45歳会社員 シングル 手取り月収22万円、ボーナス20万円が年2回
28歳の時につきあっていた彼氏と別れ30歳までズルズル引きずっていた時、何かしなくちゃと参加したマネーセミナーで出会ったファイナンシャルプランナー(以下FP)に投資は必要な時代と言われた。どうせデートをするわけでもないし、まあ貯金していても増えないしと紹介してもらったネット証券会社で月2万円ずつ積立投資信託を始めた。(2003年)
…ずぼら度★ きっかけがけっこう適当
特に使う予定もないし、そもそも止める方法は知らないしパスワードもわからないとほったらかしていた積立投資信託。
…ずぼら度★★ わからなくても、まぁいっか。かなりのずぼら。
10年経って40歳。結婚する予定も未定のままで心機一転!と引っ越ししたのでそのFPに連絡すると廃業したようで連絡がとれず。証券会社のカスタマーセンターに電話して住所変更。
定期的に証券会社からなんか書類は届くけれど見方もよくわからないし、きっと貯まっているだろうし。まぁすぐ使う予定もないからそのままでいいかと放置。
…ずぼら度★★★ 積立をしているのに(しかも投資信託)残高を気にしないのは相当ずぼら。
定期預金で貯まった分やボーナスは自分へのボーナスで旅行に使っていたのでさほど貯まっておらず貯金は100万円しかない…。
最近iDeCoやNISAやらよく聞くけれど、自分のやっている積立ってそもそもなんだっけ?多分360万円は積み立てているはずだけど…。あと15年で60歳。そろそろなんかヤバくないか?と有料相談を行っているFP(筆者)のもとに来店。
(家計費内訳)
・家賃 6万円(地方都市 ワンルーム)
・食費 3万円
・通信費 3000円
・光熱費 1万5000万円
・保険料 1万円
・ヨガ 1万円
・その他 6万2000円(飲み会、化粧品、日用品など)
・積立投資信託 2万円
・定期預金 2万円
(貯蓄残高)
・定期預金 70万円
・普通預金 30万円
・投資信託 たぶん360万円に利息ちょっとついた位
サクセスストーリーというとできっこない位のまぶしいお話と思いきや、ここまでくると「大丈夫か⁉」と思われるでしょう。この「ずぼら」が由美子さんを投資で増やした最大の理由なのです。
実はがっつりマイナスだったことも!
証券会社から届いている資料を拝見すると月1万円ずつ世界株と日本株の投資信託に積立設定をしていました。(それすら記憶にないずぼら女子!)積立を始めた2003年はバブルが崩壊してからどんどん降下中だった日経平均株価が7600円代まで下がり(2018年8月3日現在22525円)、やはり投資は怖いという年代でした。その当時にしっかり投資は必要な時代であることを伝えたFPさんは素晴らしいと思います。
今から株?投資信託?由美子さんがしっかりさんであれば怖いからと断って始めていなかったことでしょう。これもずぼらのいいところです。
2003年から徐々に回復した株価は2008年リーマンショック※1でかなり下がりました。由美子さんは投資信託を始めて5年経った頃なので、月2万円×12か月×5年=120万円積み立てていたことになります。
由美子さんはニュースで「リーマンショックってサラリーマンか何かのこと?」と自分には関係ないと思っていたそうですが、関係おおありです。当時の資料は残っていませんでしたが、預けている投資信託の銘柄から逆算すると由美子さんの積立額120万円は75万円位まで値下がりしていたはずです。由美子さんに伝えるとびっくり。「それを知ってたら止めてたかも」とのこと。そうです。ずぼらが投資に向いているのはこの「短期的なマイナスは気にしない」ことにつながります。
投資信託を積み立て運用していく場合は、「こつこつ長期」がポイント。定期預金や保険のように満期があるわけではないので、自分でやめどきを決めなくてはいけません。どうしても大幅にマイナスになると止めたくなりますが、投資信託は長期運用が基本であることを忘れてはいけません。
中学生でもわかる用語解説※1リーマンショック
アメリカ(ニューヨーク)の大手投資銀行リーマン・ブラザーズが経営破綻したことによる一連の経済パニックのこと。世界経済に大きな影響を与え日本の株価も大幅に下がりました。
どうしてこんな大成功が?3つの「ずぼら」が効いた
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