40代で1000万円貯める人が2割もいる?コツは「自動」と「移動」

40代の平均貯蓄残高は588万円(金融広報中央委員会、「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成28年)」)。

その2倍近くの1000万円を貯めるのは、とてもハードルが高いように思えますが、本当にそうでしょうか。

今回は、40代で1000万円貯める人の貯蓄法を紹介します。

 

40代で貯蓄が1000万円以上は20.2%

同調査によれば、40代で貯蓄が100万円未満、もしくは貯蓄がない人の割合は40.8%と半数近くになっています。そのため、平均貯蓄残高は押し下げられて、588万円になっていますが、貯蓄残高が1000万円以上の人は20.2%もいます。

 

貯蓄もある人とない人の二極化が進んでいると言えるかもしれません。今、貯蓄がないという人でも1000万円貯めることは可能です。同調査では、年代別にどのような金融商品を持っているかも調べていますが、40代では50.2%が預貯金、保険が32.3%、有価証券が11.6%、その他6.0%、となっています。

 

つまり半分以上が預貯金というわけで、特別なことをしなくても貯蓄は十分可能と言えるでしょう。では、具体的にどのような方法があるでしょうか。

 

1・基本は「自動」。給与口座からの積み立てはマスト

毎月の収入から、生活費を節約しながら使っていき、お金が余ったら貯蓄しようと思ってもなかなか上手くいきません。それは、お金が手元にあったら、つい使ってしまうから。そのため、毎月確実に貯められるように、給与の振込口座から自動的に積み立てる仕組みを作っておくと、誰でも自然に貯められるようになります。

 

やり方は簡単です。給与の振込口座と同じ銀行で、毎月一定額を積み立てる、自動積立定期預金を申し込めばOK。自動積立定期預金とは、毎月決まった日に、給与の振込口座から一定金額を定期預金に振り替えるサービスです。振り替える日を給与の振込直後に設定しておくのがポイントです。

 

「使った余りを貯める」ではなく、「貯蓄した残りを使う」、という習慣が大切です。また、貯める金額は自分で決めることができます。毎月いくらずつ貯めていきたいか、目標に合わせて設定しましょう。

 

ただし、この方法には弱点があります。それは、同じ銀行だと定期預金の残高に応じて、普通預金がマイナスにすることができるという点です。これは、普通預金口座の残高が不足していて、公共料金やクレジットカードの引き落としができなくなる事態を防ぐためには便利なシステムですが、つい使ってしまって、気づけばいつもマイナスになっている、というケースも少なくありません。

 

このようなことを防ぐには、定期預金を別銀行にしておけば大丈夫です。これは、ネット銀行などで提供している自動入金サービスを利用します。

 

自動入金サービスとは、自分が持っている他の銀行から、決まった日に別の銀行に自動的に入金するサービスです。これなら使い込んでしまう心配がありません。自動入金サービスは、住信SBIネット銀行の「定額自動入金」、ソニー銀行の「おまかせ入金サービス」、イオン銀行の「自動入金サービス」などがあります。

 

 

2・「なかったことにする」のも大事。ボーナスはまとめて貯蓄に移動

貯蓄は特別なことではありません。難しく考えてしまうと面倒になってしまい、気づけば手元のお金がない、という経験をしている人も少なくありません。いつもより高額の現金が手元にあると、気が大きくなって使いすぎてしまうことがよくあります。ランチをいつもよりワンランクアップする、ブランド物の化粧品を買う、などを積み重ねるとあっと言う間に使い切ってしまうことも。

 

そういう場合は、ボーナスのようにまとまった金額の収入があったら、まとめて貯蓄をしてしまうのもお勧めです。ボーナスをまとめて貯蓄に回すなら、定期預金もいいですが、保険商品を利用するのも一案です。保険商品は、個人年金保険など、元本割れがなく、将来の貯蓄にもなるもものを選びましょう。保険料は、半年払いや一年払いがあり、まとめて払えば割引もあっておトクです。まとまった資金は賢く使っていきたいですね。

 

ボーナスを全部貯蓄に回したら、旅行や大きな買物ができないと思うでしょうか。そんなことはありません。多額の出費が予想されるイベントなどは、毎月の収入から積み立てたお金を大切に使えばよいのです。計画的に貯めて使うことで、1000万円の貯蓄は実現できるようになります。

 

3・投資ほど難しくない、銀行の「個人向け国債」にもお金を移動

元本保証で確実に運用できる金融商品としては、個人向け国債があります。個人向け国債は、元本割れがないことに加えて、1万円から購入ができるため手軽に始められます。金利は、年率0.05%の最低金利が保証されていて、毎月発行されています。個人向け国債は、全国のゆうちょ銀行、銀行、証券会社などの金融機関で扱っています。

 

商品は3種類あります。

「固定3」:固定金利で、3年満期です。

「固定5」:固定金利で、5年満期です。

「変動10」:変動金利で、10年満期です。

 

個人型国債は、国が発行しているので安心ですし、急にお金が必要なったら、発行後1年以上経過すれば1万円から中途換金もできます。

 

 

いろいろな金融商品がありますが、一番大切なのは「貯めよう」と思う気持ちです。

1000万円は決して難しい金額ではありません。ぜひチャレンジしてみましょう。

 

 

タケイ啓子

ファイナンシャルプランナー(AFP)。36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録FPパートナー

 

■次に読まれているのは■

「信じられるのはお金だけ」世代!? 40代の平均貯金額とは

独女がもらえる年金の平均額と、60歳までの目標貯金額を計算してみた!

なぜかお金が貯まらない人の3大理由「スタバ」「コンビニ」あと1つは?

スポンサーリンク

「信じられるのはお金だけ」世代!? 40代の平均貯金額とは

「信じられるのはお金だけ」という名言を残したマツコ・デラックスさん。老後のことを考えてお金を貯めているとのことでしたが、この言葉に激しく同意したアラフォー女性は…

独女がもらえる年金の平均額と、60歳までの目標貯金額を計算してみた!

独身女性が老後にかかるお金はおよそ5,400万円といわれています。この数字は、60歳以上の独身女性の毎月の生活費が全国平均15万円。平均余命が28.68年であることから算出さ…

【マネー専門家の事例】40代女性の平均貯蓄額はどれくらい?

かつて、落語家のヨネスケがリポーターを務めた「突撃!隣の晩ごはん」という超人気番組がありましたね。隣の家の晩ごはんが気になるのと同じくらい、隣の家の人や友達の貯…

お弁当越えのコスパ!「ランチ1回140円」で済ませる裏ワザ

お弁当vs外食ランチの差は一ヶ月どれくらい?仕事もプライベートも何かと忙しい40代。朝早く起きてお弁当づくりするのは大変です。話題のお店でご褒美ランチを楽しむことは…

「1000万円貯蓄する人が買わないもの」とは?ごくごく普通な3つの答え

貯蓄をするなら、1000万円を目標にする人が増えています。40代で、1000万円以上の貯蓄がある人は20.2%*。この数字からは、決して無理な金額ではないようにも思えます。し…

元国税芸人が見てきた「お金持ちが絶対やっていない」7つのこと

仕事が忙しくてお金のことなんて気にしていられない、気にはなるけどどうしていいかわからない、損をするのは嫌だけど積極的に調べたり聞いたりするのは億劫、そう考える女…

40代は借金世代!? 40代の平均「住宅ローン」残高とは

40代で住宅ローンを抱えている人の平均残高はいくらくらいなのだろう? 先日、アラフォーのときに都内の2LDKマンションを購入した知人の40代後半独女が「今年じゅうには住…

気付けば貯金が300万円!年収300万円会社員が実行した3つのルール

貯金とは、「楽しみの先延ばし」です。お金を使わないでいることは、何かを我慢することになります。たとえば、新しい服とか、新しい家電とか。そういったものを得られる楽…

ほったらかしでも貯まる!「お財布を休ませる」方法って?

触れない日はないといえるお財布。私たちも休みがないと疲れ切ってパワーがなくなってしまうように、お財布も休みがないとお金が貯まるパワーがなくなってしまいます。お金…

年収400万と500万、年間貯金額はこんなに違った!100万貯めるコツ

どうもお金が貯まらない、自分はムダ遣いばかりしている、そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか? 昇給があまりされなくなった現代において、となりの人はど…

お金が貯まらない人ほど知らない!貯金の基本5つ

貯金を始めて意識したのは、何歳くらいだったでしょうか。お金を貯めて欲しかったものを買うのは、ワクワクするような、もったいないような、なんとも複雑な気持ちになります。そんな「貯金初心者」から年月を経ても…

レジ前で1秒「コレ」を考えるだけでお金が貯まる?

お金を貯めたいからと言って、とにかく何も買わずにガマンする、というやり方はオススメできません。そんな方法はお金よりもストレスがたまり、長続きできないばかりか、反動で爆買いに走ってしまうリスクもあります…

意外とそんなに大変じゃない⁉あと3万円収入アップする方法

今の収入に大きな不満があるわけではなくても、あともう少し、月に3万円の収入がプラスされたらいいのに、と思うことはありませんか。あと3万円あれば、欲しいものをもっと楽に買えたり、貯蓄を増やせたり、と想像が…

簡単な事だけど、やるだけで全然違う!幸せをよぶ、3つのマネー習慣

ほんの小さなことでも、習慣にすることで大きな違いが生まれることはよくあります。マネー習慣も同じこと。ムダづかいをしないため、不要な照明を消すことや、歯磨きの時に水を出しっぱなしにしないなどはすでに実行…

気をつけて!お礼のつもりで現金を包むと「超失礼」になるケースが5つもある!

結婚式やお葬式では、お金を包むことが常識とされています。また、入学や就職などのお祝いにも現金を贈ることが多いかもしれません。しかし、なかにはお金を渡すことが失礼にあたることもあります。せっかく心をこめ…

お金に愛される!「しぐさ」「髪」「○○」で金運オーラを引き寄せる

「いかにもリッチ」な雰囲気は、お金をかけなくても出すことができます。リッチオーラはお金を引き寄せ、価値ある人脈を広げてくれることもあります。貧乏くさく見えるより、リッチに見えるほうが気分もあがるので、…

1年で100万貯金できるヒトたちは「自分の○○」を例外なく知ってた!

世の中には様々な貯蓄法がありますが、自分に合った方法を選ぶことが大切です。合わない方法では続けることが難しく、ストレスがたまる上に、我慢の反動で浪費に走れば後には何も残りません。そんな無駄な努力をする…

満月と新月、人が浪費しやすいのはどっちだと思う?答えは納得のこちら

月の満ち欠けは人の心にも影響を与えると言われています。お金を計画的に使おうと思っていても、衝動買いをしたり、厳しい節約を始めたり、出費のコントロールが難しいと感じているなら、月のバイオリズムに注目して…

家計簿つけても貯まらない人!「ごく当たり前」の原因は

家計簿には2種類あります。それは、「貯まる家計簿」と、「貯まらない家計簿」です。節約には、収支の把握が欠かせません。そのため、家計簿をつけようと考える人も多いでしょう。オトナサローネ世代なら、1度は家計…

年末年始にお金を使いすぎた人!この「究極の節約術」で今月を乗り切れ!

お正月休みは旅行や帰省、バーゲンセール、お年玉など、出費がかさむイベントが続きます。年に一度のことだから、とつい財布のヒモがゆるんでしまうことも多く、1月中旬を過ぎた頃には散財したことに青くなっている…

スポンサーリンク

スポンサーリンク

注目の記事

MONEYに関する最新記事