「ここはあなたの家じゃないんだよ」義母が合鍵で入ってきて、そう言った。そして夫が選んだのは妻ではなく母親だった…【カウンセラーが見たモラハラ・リバイバル】
モラハラ夫の背景には「支配する親」がいることも
モラハラをする人の育ちには、共通する傾向が見られることがあります。ひとつは、過度に甘やかされて育ったケース。もうひとつは、親に強く支配されながら育ったケースです。Iさんの夫は後者でした。母親の言うことは絶対で、母親が正しい。そんな価値観の中で育った結果、大人になっても母親を最優先に考えるようになっていたのです。
実家と自宅の距離は電車で20分。近すぎず遠すぎずの場所を選んだのも義母でした。後になってわかったことですが、義母自身もまた夫婦関係に問題を抱えていました。その苦しさを息子への過剰な執着で埋めようとしていたのかもしれません。
そして、ある日ついに義母は本性を現しました。
義母が合鍵で家に侵入してきた
ある日の昼間、突然玄関の鍵が開く音がしました。驚いたIさんが玄関へ向かうと、そこには義母が立っていました。
「お義母さん、どうして鍵を持っているんですか?」
そう尋ねると、義母は平然と答えました。
「息子が何かあったときのために預かっているのよ。それより、あなたどうして家にいるの?」
「私は専業主婦ですから」
そう答えると、義母は鼻で笑いました。
「息子の稼ぎだけで暮らせるなんていいわね。それなのに料理もろくにできないし、本当に役に立たないわね」
さらに義母は続けます。
「息子が毎晩うちに寄って帰るのがかわいそうだから、今日は私が夕飯を作りに来たの」
Iさんは言葉を失いました。義母はそのままキッチンへ入り込み、「キッチンも汚いし、本当に専業主婦なの?」と文句を言いながら掃除を始めたのです。その日は昼食後の洗い物が流しに残っていただけでした。もちろん毎日掃除もしています。それでも義母は、まるで自分の家のように振る舞いました。
「やめてください。ここは私の家です」
Iさんが必死に訴えても、
「ここはあなたの家じゃないわ。息子の家よ」
と取り合いません。
すぐに夫に電話すると… 次ページ
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