更年期障害、不妊など心身の不調と「生きづらさ」を脱するべく、ヒマラヤを目指した女性たちの「その後」【登山家・渡邊直子さんに聞く】
不妊で悩まれていた方から、帰国後に妊娠したと報告がありました
――本サイトは主に40、50代の女性をメインターゲットにしたメディアになります。人生の残り半分、改めて生き方を考え直す時期とも言える年代なので、渡邊さんの生き方も何かしらの刺激になるのではという思いがあります。
私が主催しているヒマラヤトレッキングといった企画に参加してくる方たち、50代の女性が結構いるんです。その理由を考えてみたところ、ある程度のキャリアがあってお金に余裕があることと、社会人として苦労した経験がある私への共感点というのがあるようでした。私は自分で働いて貯めた資金でヒマラヤに通うようになりましたが、スポンサーをつけて登り続けているタイプの登山家だったとしたら、おそらく共感を寄せていただくことはなかったと思います。
看護師として働いていて社会経験のある人なら、きっとこの苦労をわかってくれるだろうという感じですね。いわゆる推し活のような形で私を応援してくださる方もいれば、更年期障害による心と体の不調で悩んでいる方もいます。何か新しいことをやってみたいけど、何をどうしたらいいかわからないといった4、50代女性に刺さっている印象があります。
――更年期障害で悩まれている方もヒマラヤへ!?
はい。気分が落ち込む、イライラする、うつ状態など精神的症状に対して周囲の理解が得られなくて悩んでいる人も来ています。私が看護師ということで、そういった症状への理解もあるだろうし、安心して参加できると。もちろん、すごく若い世代の方たちもいますよ(笑)。そして皆さん、元気になって帰っていくんです。
――ご自身でヒマラヤ旅を企画する前に、個人的に身近な人を誘ったことはありましたか?
あります。病院で働いていたときの同期を8000m峰のベースキャンプに2ヶ月、遠征時に連れて行くとか。あと頂上まで連れて行った人もいます。ヒマラヤ行くけど、行く? って誘ったら来ました。小学校のツアーナースをした時に、レクレーションのプロの方と仲良くなり、6000m峰の山に連れて行ったんです。彼女からは帰国後、「今まで不妊治療でこどもができなかったのに、帰国したらすぐできた」って報告がありました。彼女以外にもうひとり、やっぱり不妊で悩まれていた方で帰国後に妊娠した方がいましたね。本人たちもびっくりしていました。
▶登山経験0の初心者でもヒマラヤOKって本当!?
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