更年期障害、不妊など心身の不調と「生きづらさ」を脱するべく、ヒマラヤを目指した女性たちの「その後」【登山家・渡邊直子さんに聞く】
「正真正銘の初心者」でもヒマラヤ登山にはトライできる。「普通の私」でも登れたんだから
――渡邊さんが企画するヒマラヤトレッキングでは「初心者でも大丈夫」と言っていますが、そこには本当に登山経験がない人も含まれますか?
山登ったこともありません、という方も来ていますよ。徳之島から来ました、島から出たことないです、みたいな方が、いきなりヒマラヤ来て、4700mまで行っていました。
――登山経験はないけれど参加するという度胸も、要望に応えて連れて行く渡邊さんもすごいですね。
たぶん、普通の人間の私がやれたんだから、自分にもできるのでは、と思ってくれたんじゃないかな?
――えっ、渡邊さん、普通ですか!?
ごく普通の、一般人です(笑)。私はアイスクライミングもロッククライミングの練習も何もやったことがない状態で8000m峰に行っていましたから。
憧れていた中国人の女性が行くというので、アンナプルナ1という、めちゃくちゃ難しい山に何も知らないで行くことにしたので。登れないとは思うけど、行ってみたら何か学べることがあるかも……みたいな感じで、登れるところまで頑張って、登れないと思ったら下りてくればいいと思っていました。そんな私でも、結果的には8000m峰14座、登れることができた。
そういう成功体験があるから、だからやろうと思えば本当にやれますよって話すんです。ビジネスで、人を呼び込みたいからそう言っているわけじゃなくて、事実に基づいた話としてね。実際、最初は14座制覇がどうとか、何も知らずに行っていたので、初心者の気持ちがわかるんです。だから、ちょっとでもやりたい、行ってみたいっていう人には、できますよってことを素直に伝えています。
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この記事は
エディター&ライター
根岸聖子
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