ノーベル賞研究でも注目!「腸活=便通対策ではない」今急増している「大腸がん」のリスクを下げるためにできることとは【國澤純先生が解説】
ノーベル賞研究でも注目!今急増している「大腸がん」のリスクを下げるためにできることは?
これからの腸活での最大のゴールは、腸内細菌にエサを与え、「短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)」という健康と若々しさを支える物質を体内で作らせることにあります。短鎖脂肪酸にはいくつか種類がありますが、なかでも今、医学界で熱い視線を浴びているエース級の成分が「酪酸(らくさん)」です。酪酸が腸内でしっかり作られることが、私たちの健康にとって非常に重要だとわかってきました。
「酪酸」は、大腸の細胞が活動するための「最大のエネルギー源」であり、腸のバリア機能を高めてくれる存在。さらに凄いのは、免疫のブレーキ役である「制御性T細胞(Treg)」を増やすという驚きの働きがあることです。
この「制御性T細胞」は、2025年に坂口志文先生らがノーベル賞を受賞した研究でも大きな話題となった超重要細胞。免疫がパニックを起こして暴走するのを防ぐため、40代・50代に急増するアレルギーや慢性炎症の予防に欠かせません。
また、近年の研究では、酪酸に大腸がんとの関連が指摘されている悪玉菌の代表格「フソバクテリウム」の増殖を抑える働きも報告されています。まさに、大腸の健康を守り、大腸がんリスクを下げるための“守護神”ともいえる存在なのです。
短鎖脂肪酸がもたらす働き
▶同じ生活をしていても酪酸がゼロの人も!?
この記事は
美容・健康ライター、エディター
葉山より子
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