40代になったら若作りより、〇〇づくり!入院時の乗り切り術<身元保証人編>

友人に頼むか、ソーシャルワーカーに相談する方法も

入院中の治療・手術が無事に終わり、退院時に入院費の支払いをすれば、なんの問題もありません。ですが、患者の意識がない場合や本人が判断できない状態のときに、身元保証人は本人に代わり、これから行う医療行為の内容やリスクなどを聞き、それに同意もしくは意思決定を行います。患者が病院内で亡くなれば、身元保証人に連絡がきます。

 

一般的には身元保証人は親族になりますが、家族が遠くに住んでいる、親戚はいるけどお付き合いがない、病気のことを身内に知られたくないなど、それぞれの事情で保証人をどうしたらいいか困ってしまうことがあるでしょう。そのようなときは、まず病院の相談室や医療ソーシャルワーカーに相談してみてください。病院によっては、事前に入院保証金を預けることで、身元保証人が不要になるケースがあります。

 

また、必ずしも保証人は親族である必要はないので、友人や職場の同僚・上司などに頼むこともできます。病状が軽く短期入院の予定、医療費の心配はないなどの事情を説明すれば、親しい間柄であれば引き受けてくれるのではないでしょうか。ただ、いくら親しい友人でも、生死にかかわるような重篤な病状のときは、相手に負担をかけてしまうため控えた方が無難です。

 

手術同意書のサインをだれに頼むか

手術をする際に署名する「手術同意書」にも、本人以外に家族のサインを求められることがあります。手術同意書には、手術や輸血時のリスク、手術による後遺症や亡くなる可能性があることなどが書かれています。内容を見ると恐ろしくなってしまいますが、どんなに小さな可能性であっても想定されるリスクについて病院側は説明を行い、患者側はそれを承諾した上で手術を受けます。

 

家族にも同意書にサインを求めるのは、後から「手術をする必要がなかった」、「後遺症が残った」など家族側から聞いてなかったと言われることがないよう、手術前に同意書をとるのが一般的になっています。

 

このように入院・手術では保証人や立会人など、本人のみでは済まない部分があります。普段はひとりで気楽に暮らしていたとしても、入院となれば問題が山積み。昔は家族・兄弟がたくさんいて、親戚の関係性も強かったため、そんなに心配することではなかったのかもしれません。

 

現在、頼る人がいなくて困っている方は、どれくらいいるのでしょうか。内閣府が60歳以上に実施した「高齢社会白書」(平成27年版)によれば、病気のときや日常生活で「困った時に頼る人がいない割合」は、全体では2.4%でした。そのなかでも一人暮らし世帯の割合が突出して高く、女性が8.5%、男性では20.0%にのぼります。一般的に男性より女性の方がコミュニケーション能力は高いといわれますが、困ったことがあったら助け合える関係づくりは大事だと改めて感じます。

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