不機嫌そうなたるみ顔が整形級に変わる「コアフェイストレーニング」理想の顔は自分で作りましょう!
これまで顔の表情トレーニングを行ったのはなんと3万人! 表情筋研究の第一人者、間々田佳子先生の公開取材イベントが開催されました。
間々田先生は、日本の「顔ヨガ」ブームを牽引した顔筋トレの第一人者。2020年には、体と顔の軸を意識し、顔を左右バランスよく鍛える最強のメソッド「コアフェイストレーニング®」を発表。「整形級に顔が変わる!」と支持されているトレーニングを公開取材イベントからご紹介します。
当日、ご参加の皆さまは、顔の正しい動かし方を学び、キラキラと輝く素敵な笑顔になられて会場を後にされました。さぁ、自分の顔を自分で修正し、最高のお気に入りの顔をつくっていきましょう。
まず、自分の表情筋がどれくらい衰えているかチェック!
最初に間々田先生から「現在の自分の顔のたるみ確認」のレクチャーから。
「自分の顔の状態を確認することはとても大事です。テーブルの上に手鏡を置き、下を向いて鏡を見おろし、自分の顔を見てみましょう」
ちょっとやってみてください。きっとそこには「びっくりするほど老化した」自分の顔が映るはず!
「皮膚の弾力がなく、顔のたるみにショックを受けてしまったら、顔のトレーニングが必要です。トレーニングを続けていくと、手鏡を上にして鏡を見た顔へ変化していきます」
アルゼンチンタンゴのダンサーでもある間々田先生は、10年以上前、踊ることに集中して体だけを鍛えていたら、いつのまにか顔はむくみ老け顔になっていたそう。それをきっかけに顔の筋肉トレーニングを始め、今では、下を向いても上も向いても顔はほとんど変わりません。
「顔の筋肉は裏切りません。年齢は関係なく顔を鍛えれば顔は変わります」
体と顔の中心軸を意識して「顔のウォーミングアップ」からスタート
間々田先生の「コアフェイストレーニング」は、体の中心軸を意識して姿勢を正してから行います。
「顔は体と繋がっているので、正しい姿勢で行わないと、左右合わせて約50個の顔の筋肉をバランスよく動かせません。座って行う時は、お尻を左右に揺らして、左右の座骨に均等に体重を乗せ、背骨は座骨から積み木が積み上がっていくようにまっすぐ立て、顎は床に対して90度、頭頂部は真上から吊られたように、体と顔に1本の軸がスーッと通っているイメージで行います」
姿勢を正しくしたら、続いてウォーミングアップ。
① 鼻から息を吸う。
② 唇をウーの形で前につき出して、シューーと大きく息を吐く。この時、口周りの筋肉「口輪筋」を硬くして、頬も意識して硬くする。頬が固くならなくても継続するうちに硬くなっていく。
③ 鼻の両サイドを伸ばすように、ほうれい線も伸ばすようにオーの口で、オーーと大きく息を吐く。
④ 目を大きく開きながら、上の歯を8本見せて、口角と歯の間に隙間ができるよう笑顔をつくり、頬を上げて上げて、ハーーと大きく息を吐く。目尻と額にシワができないよう注意して。
⑤ 目を閉じてリラックス。
毎朝、「シューオーハー」と3〜5回行う。滑らかに早くできるようになると、顔の血行・リンパの流れが良くなり、老廃物が排出されやすくなります。額や目尻にシワができないよう気をつけて行なってください。
顔の左右非対称・歪みを整える「側頭筋リセットアップ」
続いて、顔のゆがみを整えるリセットです。表情筋の左右バランスが崩れると、口角が左右対象に上がらず、眉の高さの左右さなど顔も歪み、見た目の印象に影響します。
「顔を左右均等に動かせるよう『側頭筋』のトレーニングを行いましょう。頭の横の耳の上にある筋肉で、硬いとどちらかの顔が引っ張られ、ゆがみの原因に。ゆがみは体の歪みからもきているので、体と顔の中心軸をまっすぐにして行ないます」
① 下がっている方の目尻の横にグーの手を当てる。
② 側頭筋が柔らかくなるよう、軽く上下に動かしてゆるめる。
③ 手をパーに開いて、中指の先は目尻の横に来るよう顔の横に手を当てる。
④ 口をウの形にすぼめ、ウーーと声を出し、鼻の下を長く伸ばす。
⑤ 次はホーーと声を出しながら、手を上にすべらせ、側頭筋を頭頂部へ引き上げていく。このときお腹も引き上げ、顔は動かないように。
⑤ 反対側も同様に行う。
下がっている側を多めに行ってください。側頭筋の緊張が解けて顔の弾力が取り戻せます。時間がない時や写真を撮る前などは両方同時にしても◎。お風呂で行うのもおすすめです。
深くなっていく眉間のシワは「チャクラリセット」で
気になる人はとことん気になるのが、眉間にタテに入ったシワ。
「眉間のシワは不機嫌そうで怖そうな印象を与えてしまいますよね。40代を過ぎると、肌弾力の減少で表情ジワは元に戻りづらくなり、何もケアしないと深く刻まれてしまいます。シワの原因になっている『表情グセ』は、顔の緊張をほぐして、心身もゆるめましょう」
① 眉間に、人差し指と中指の2本を当てる。
② 息を吸って、ゆっくりとフーーと細く長く息を吐きながら、2本指で眉間の緊張をゆるめるようにくるくるとマッサージ。
③ 呼吸とともに、緊張や不安、イライラなどを外していくイメージでくるくる。
④呼吸を深くして、首まわりや肩、胸の緊張もゆるめる。
⑤ 眉間の緊張がゆるんだなと感じたら指を外す。
指を外すと眉間の血行が良くなっていることを実感できると思います。緊張を感じたら、いつでも行なってください。眉間のシワは、寝ている間に眉に力が入ってできるケースがあるので、寝る前にその日の興奮をリラックスさせ、ゼロに戻してから寝る習慣を身につけてください。
瞼のたるみ改善に目をパッチリ開ける「アイトレ&まぶたストレッチ」
「瞼がたるむ原因は、目の周りを囲むようについている『眼輪筋』が衰えるから。瞼のハリがなくなり、どんどんたるみ、くぼんでいきます。目を大きく開くためには、眼球上部から奥へ伸びている『上眼瞼挙筋』が重要です」
この筋肉が衰えると、目を見開く時、眉と額の力で上げてしまうため、額に横ジワができてしまいます。
「眼輪筋は『まぶたストレッチ』、上眼瞼挙筋は『アイトレ』で鍛えます。毎日トレーニングを行うと目周りにハリが出て硬くなっていきます」
その言葉通り、間々田先生の瞼はピンと引き締まっていて硬いんです。
① 額と眉が上がらないよう額を両手でしっかり押さえる。
② 額と眉が動かさずに目を大きく開く。
③ 上眼瞼挙筋を意識して、まぶたを奥に押し込みながらぐっと目を開いて5秒キープ。
④ 目を開いたまま手をゆっくり外す。
⑤ 外した手を目尻に当て、外側に少し引っ張り、目を細くし眼輪筋を感じる。
⑥ 体の中心軸を感じて姿勢を正し、目線を上に向け、眩しいというイメージで目を細める。
⑦上と下の瞼を緊張させて5秒キープ
⑥目をぎゅっと閉じて、手を離してリラックス。
毎日3〜5回続けると、目周りが硬くなり、目の下のたるみやまぶたの重さが気にならなくなります。目力もアップし、目の表情も豊かに。目周りの血行が良くなるので疲れ目にも効果的です。
目の下のたるみとクマ改善に「下まぶたピクトレ」
この公開取材は参加者のみなさんが申し込み時に各自の悩みを相談し、その内容に先生が1人ずつ答えるという内容でした。目の下のたるみやクマに対する質問も多数いただきましたが、これは「眼輪筋」の衰えが原因です。
「目の下がぷよぷよと柔らかい人は注意してください。下まぶたの影は、メイクでもキレイに隠せず、疲れ顔・老け顔に見えてしまうので、下まぶたを鍛えて改善させましょう。最初は、動かしにくいかもしれませんが、継続することで上下に動かせるようになります」
① 目の下に指を軽く置く。
② 少し斜め上を向き、目を細め、下まぶたの動きを感じる。
③ 下まぶただけを意識してピクと持ち上げて、下げる。1mm程度動けば OK。眉や額を動かさないように気をつけて。
間々田先生は、毎朝このトレーニングを100回行っています。しっかり動かすことで下まぶたが硬くなり、ここも筋肉なんだと実感できるように。たるんでいた下まぶたにハリがでると、ぷっくりした涙袋ができることも。
前編記事では顔の目まわりより上のトレーニングを伺いました。後編ではいよいよ、40代50代が気になる「顔のたるみ」にアプローチします!
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