「スーパー台風襲来」異常気象で変わる未来「夏の甲子園もなくなる⁉」【池上彰の未来予測・後編】

2024.07.22 WORK

変化の激しい時代を生き抜かねばならない子供たちを育て、

遠い未来だった「老後」が少しずつ現実味を帯びてきているオトナサローネ読者にとって、

自分たちの将来はもちろん、子供たちが生活する未来の姿を想像するとなおさら不安が押し寄せます。

 

そんな永遠に解消されないような不安の中で生きている私たちに、よりどころとなるような未来のお話があります。

新刊『池上彰の未来予測 After 2040』(主婦の友社刊)で、池上彰先生がつづっている未来の話から、

自分たちが、日本が明るい未来を迎えるためには、今後どう行動していけばいいのかを、一緒に考えていきましょう。

 

「未来はこれから創るものです。そう悲観的にならなくて大丈夫ですよ」。帯に掲げられた、池上彰先生のこのメッセージに心が少し救われます。

 

前編記事『「住んではいけない!」異常気象が当たり前になったとき日本の危険な場所【池上彰の未来予測・前編】』に続く後編です。

 

スーパー台風に備え、高リスクな場所に住む人は、避難経路を確認し備えておくこと

この異常気象の時代に、台風や記録的大雨が起きても「今までもなかったから今後も大丈夫」は、通用しません。

 

「『遊水地だった場所だけれど、今まで何十年と住んでいて水害に遭ったことはない』という場合でも、今は大雨や短時間強雨の発生頻度は確実に増加していますから、今後は危険度も増していくでしょう。

 

かつて遊水地だった場所は、自治体が作成している水害ハザードマップで高リスクな場所になっているはずです。自宅がそうした場所にある人は、いざ水害が起きたときにはどういう経路を通ってどこに避難すべきなのか、日頃から備えておくことが大切です。

 

なお水害ハザードマップでリスクの低い場所であっても、『内水氾濫』が起きることで水害となってしまう場合があります。その地域の下水の容量を超える雨が降って排水溝などから雨水があふれ浸水を引き起こしたり、川の水位が上がることで平時なら川に流れ込むはずの用水路の水が流れ込めなくなり、市街地に降った雨が行き場を失ってあふれたりすることを「内水氾濫」といいます。

 

内水氾濫のハザードマップは、2025年末までに整備をしようと全国の自治体が現在作成中です」

 

自治体の発信する情報を定期的にチェックし、リスク把握と備えをすること。それが、災害大国日本で生き残るために必要なことです。

 

▶▶▶日本の夏も日没後に外出するドバイスタイルに!?

スポンサーリンク