「親との死別」悲しみは時間が解決する?友人の集まりで「家族の話に辛くなった」。その後、私の心に起きた変化とは
1対1で向き合う時間が教えてくれた「父を身近に感じる」ということ
「父のことを話したい」と気付いた私は、さっそく身近な友人と2人で会うことに。闘病生活から看取りまでの経緯はもちろん、自らの気持ちを聞いてもらったことで、心が整うような感覚になったのです。
とりわけ、同じように親(中には、がんにり患した方も)との死別を経験した友人とは共感できる点が多く、感情を共有することでスーッと楽になるのが分かりました。
また親戚や近所の方など、父のことをよく知っている人と話をしてみると、「こんな一面があったんだ!」「本当に優しい人だったんだな」など、話題の中に元気な父が存在する。そんな時間を持てたことがうれしく、ありがたい気持ちになったのです。
「時薬(日にち薬)」があるのだとしたら、それは「時間が過ぎれば悲しみは薄れる」といった単純なものではなく、時間とともに悲しみだけでなく、そこに温かい感情も生まれるということなのかもしれません。
これまでは闘病生活や看取り時期のことばかり頭にあったけど、少しずつ父の元気な頃の思い出を振り返れるようになり、何か判断に迷ったら「(父なら)どうするかな」と考えたり、楽しいことがあれば真っ先に報告したり、前よりも父を身近に感じられるようになる。これは、自分でもまったく予想していなかったことでした。
あと3日で、父の命日です。あれから3年、悲しみは永遠に続き、時はずっと止まったままだと思ったこともあったけど、少しずつ、確実に変化しました。今はあの頃の自分に、「無理しなくていいよ。穏やかな日常が訪れるから」と伝えてあげたいです。
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この記事は
ライター
小林真由美
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