空腹時に食べるのはNG?ビフィズス菌で「老化スピードを遅らせる」ための“正しい食べ方と食材の組み合わせ”とは

中高年世代へ。空腹時はもったいない?ビフィズス菌の効果を爆上げする「食後の新習慣」

 

――アンチエイジングのために、ビフィズス菌と一緒に摂ったほうがいい食品や効果的な摂り方を教えてください。

 

ビフィズス菌を摂るなら空腹時より食後がおすすめです。空腹時は胃酸の影響を受けやすいのですが、食後は食べ物によって胃酸が中和されるため、胃酸の影響を受けにくくなります。また、ビフィズス菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖を一緒に摂ることも大切。野菜や果物、豆類、海藻類などさまざまな食品を食べることで、それぞれを好む腸内細菌が育ち、腸内細菌の多様性を保つことにもつながります。

 

特に中高年以降は、食生活だけでなく便秘や口腔環境にも注意が必要です。加齢によって消化管の機能などが低下すると腸内細菌のバランスが乱れやすくなり、口腔内の細菌が腸まで到達・定着することもあります。ビフィズス菌を摂るだけでなく、バランスのよい食事や便秘の予防、歯磨きなどの口腔ケアまで含めて考えることが、健やかな腸内環境を保つためには大切です。

 

小田巻 俊孝

森永乳業株式会社 研究本部 バイオティクス研究所長

1997年東京大学農学部卒業、1999年同大学大学院農学生命科学研究科修士課程修了、森永乳業入社。飲料や乳製品の製造現場やヨーグルトの製品開発を経験した後に、ビフィズス菌をはじめとする腸内細菌の基礎・応用研究に約20年間従事。様々な外部研究機関との共同研究を推進し、理化学研究所やアイルランドのCork大学には自ら研究員として参画。京都大学にて客員教授等も務め、腸内細菌学会をはじめ複数の学会から受賞歴あり。

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