「いいヤツなんだけど」…40代独女の辛かったデート体験

正直、今回のハナシは書くのを迷った。私の狭量な小人物ぶりをさらけ出すようで恥ずかしいからだ。しかし、あえて書くことにした。ある意味、決意表明として。今回は、私の直近の「デート」を紹介する。

 

「いいヤツがいるんだけど、会ってみない?」

年に数回、定期的に仕事をもらっているクラアントのおじさんに(私より少し年上の50歳)、「僕の同級生に、いいヤツがいるんだけど、会ってみない?」と声をかけられた。

 

ああ、久しぶりに来たな、と思った。40台も半ばになり(え、後半?)、すっかりそんなお誘いを受ける機会は少なくなった。ましてや今の私には、彼氏欲しい願望も結婚願望も皆無だ。

 

うーん、面倒くさいな。

 

「食べることもお酒も大好きな俺の同級生。いいヤツなんだけど、ずっと一人なんだ。とりあえず、美味しいものでも食べさせてもらいなよ。いい店、いっぱい知ってるよ」と、おじさん。

 

愛だの恋だのという言葉には、なんら刺激されない。母性も愛情も、飼い犬にオールインしており、持て余してはいない。しかし、「美味しいもの」という言葉には弱いのだ……。

 

それに私は、典型的なノーと言えない日本人(笑)。まあ、一度くらい会ってみてもいいかしら。

 

初ディナー、彼が連れていってくれたのは──?

そんなわけで、会いました! 最初は、紹介者であるおじさんと3人で。カジュアルなバーのハッピーアワーで、「初めまして」。2、3杯飲み、その日はそれで解散。

 

あら、この後、2人でディナーに行くわけじゃないのね、なんか大人だな〜。

 

で、肝心の、紹介してもらった彼だが、年齢はおじさんと同じ50歳。職業は伏せておくが、金持ちというわけではないが、安定した収入がありお金には困ってなさそうだ。会社帰りの彼は上質なコートを着ていた。容姿は極めて普通。とくに良いわけでも、悪いわけでもない。まあもう一度、会ってみてもいいかな。

 

翌日、彼からLINEに連絡があった。

 

「今度の週末、食事にでも行きませんか」

 

まあ、これは当然、行ってみる流れでしょう。

 

彼は私が出やすい場所を聞いてくれたが、場所も含め、どんな店を選んでくれるか知りたかったので、すべて彼にお任せすることにした。言葉は悪いが、「お手並み拝見」である。

 

「それなら」と彼は、山手線のとある駅を指定。さあ、どんな店に連れていってくれるのかしら? 待ち合わせ場所で会った後に、「で、どこに行く?」は勘弁してねと思っていたのだが、そんな心配は無用だった。彼は小さなビストロを予約していた。

 

「実は僕も初めてなんです」

 

聞けば、行きつけのフランス料理店のスーシェフ(2番手シェフ)が独立して、出した店だという。

 

料理はとても美味しく、店の雰囲気もよかった。彼のワインの選び方は的確だったし(私の好みも聞いてくれた)、会計は私がお手洗いに立った間にすでに終わっていた(スマート!)。しかし、私にとっては、非常に苦痛な2時間だった。

 

伝家の宝刀(?)、「無人島に流されたら」シリーズ

 

食事の間、彼から私に話を振ることは、一切なかった。少しでも話を盛り上げようと、私は彼にいろいろな質問をしたが、会話は長くは続かない。そして、だんだんと質問も尽きてくる。

 

そもそもそれほど相手に興味がないのだ。聞きたいことなんて限られている。

 

それでも、「無人島に流されたら」「明日、地球が滅亡したら」の「もしも」シリーズに話を展開し、最善は尽くしたつもりだ。

 

しかし最終的にはあきらめ、沈黙に身をまかせることにした。デザートが出てきた時は、心底胸をなでおろした。やっと帰れるー! さ、解散解散。、あなたもつまらなかったでしょ?

 

しかし、店を出るなり、彼は、驚くべきことにこう言ったのだ。

 

「この近くにジントニックがとても美味しいバーがあるんです。行ってみませんか」。

 

はあ? まじですか! あなた、沈黙が気にならないタイプ? てか、私もあなたにあまり興味ないけれど、あなたも私に関心ないですよね?

 

それでも私は、2軒目に行った。そう、美味しいジントニックに魅かれたのだ。

 

次に会っても、楽しい思いができるとは思えない…

ジントニックは確かに美味しかったし、バーのマスターは、沈黙しきりの中年男女の間に立って、盛り上げてくれた(まじ助かりました。ありがとうございます)。

 

そんなわけで、1軒目よりは苦痛は緩和されたが、さすがにもうこの人と、二人で会うのは勘弁だ。何度も爆笑させろ! なんて言わない。ただ、もう少し会話を楽しみたい。そう思う私は贅沢なのだろうか。

 

後日、友人にその話をすると、「人見知りなんじゃない?」。そうかもしれないが、高校生男子じゃないんだから! いい社会人が人見知りを言い訳にしないで(まあ彼がそう言ったわけではないのだが)。

 

別の友人は「もう一度、会ったら違うかもよ」と言った。なるほどね、それもそうかもしれない。でも、一緒に過ごした3、4時間から鑑みるに、次回、楽しい思いができるとはとても思えないのだ。「結婚したらそれが普通だよ」。いや、結婚してないから!

 

中途半端な気持ちで、「紹介」は受けちゃダメ!

その後、何度か彼からLINEがあったが、3、4回、お断りしていたら連絡は途絶えた。

 

今思えば、もっと早い段階で、もうあなたとふたりで会うつもりはないと、はっきりお伝えしたほうがよかったのかもしれない。でもなんて書くの? あなたと会ってもつまらないので、もう勘弁してくださいとでも?

 

そんなわけで、もしこれをデートと呼べるなら、これが私が体験した直近のデートである。さすがにはっきりわかった。あんな気詰まりの時間を過ごすなら、一人で飲みに行ったり、家でテレビ観ながらしょぼいご飯食べていたほうがずっといい。

 

特に男性の好みなどない私だが(興味ないから!)、話が合う、合わないって、本当に重要だ。そして、もう中途半端な気持ちで紹介は受けない。だって、私は恋人も配偶者も求めていないのだから。ほんと失礼しました! そして、そっち方面ではもう私のことは、そっとしておいてくださいませ。

 

スポンサーリンク

結婚していない40代の独身女性に共通する9つの特徴【40歳独女あるある】

40代で独身女性というと「バツイチ」か「性格が悪い」か「異性にまったく興味がない」のいずれかだろうと言われる、44歳独身・結婚歴ナシのOTONA SALONE編集長のアサミです…

【40代編集長の婚活記#10】モテ服メイクのルールを全部守ってみた

44歳、未婚独身、ペットなし、会社員。「どうして結婚しなかったんですか?」と聞かれても「別に……」とかつての某女優さんのようにしか言いようがない編集長アサミでござい…

【40代編集長の婚活記#20】結婚できない40女は〇〇が多すぎる!?

44歳・独身・恋人いない歴7年。特に「結婚しない」とも「結婚したい」とも思っていなかったが、気づいたら40代で独女だったというOTONA SALONE編集長アサミが婚活を始めて…

#37 40代独女が「婚活」を半年やってわかったこと【40代編集長の婚活記】

アラフォーになっても結婚をしないまま、独身で45歳をむかえたOTONA SALONE編集長アサミの連載婚活記。婚活パーティに参加したのは半年前、1度はデートに至るものの、その…

【40代編集長の婚活記#19】ハイスペックなのに結婚できない男5つの特徴

婚活パーティで出会った有名企業勤務のエリートさんとのワクワクしながら初デートへ行った44歳・OTONA SALONE編集長アサミです。しかしエリートさんが25分遅刻したり、話し…

#116  40代独女が「久しぶりのデート」で驚いたこと【40代編集長の婚活記】

恋人いない歴9年超の恋愛ご無沙汰女子、OTONA SALONE編集長・アサミ。40代の婚活をスタートさせて2年以上経つも、いまだ恋人すらできず。どこかで知り合ったであろう謎の男…

【40代編集長の婚活記#11】40代独女初めての婚活パーティ前編

ついに人生初、婚活パーティに足を踏み入れることになった44歳・未婚独身の編集長アサミでございます。婚活アドバイスのプロ、恋愛結婚カウンセラーの先生の指導にのっとっ…

#102 初めての「個室婚活」に行ってみた【40代編集長の婚活記】

40代の婚活は、かなり険しい道のりだという。婚活歴1年11カ月となるOTONA SALONE編集長・アサミ(46歳)は、まさにそれに直面していた。婚活パーティ、婚活アプリ、元カレ…

【40代編集長の婚活記#16】恋愛でモテない独女ほどアレが多い

「♪じれったいじれったい、結婚するとかしないとかなら~」な“熟女A”ことOTONA SALONE編集長アサミ(44歳)。さっさとメールに返信してデートに行ってこい!……とじれったく…

#110 婚活に「行き詰まった独女」の駆け込み寺とは?【40代編集長の婚活記】

恋人いない歴9年超えのだいぶ“ご無沙汰女子”、OTONA SALONE編集長・アサミ。未婚・独身・46歳。「40代の婚活」を始めて早2年、婚活パーティや婚活アプリ、知人の紹介など、…

おひとりさまが初めて「一人で国内旅行」をするなら!勝手におすすめベスト3

2年前(え、もうそんな?)、OTONA SALONEのアサミ編集長による、「初めての一人海外旅行」の指南がなかなかの好評でした。>>おひとりさま。初めて「一人で海外旅行」をするなら!勝手におすすめベスト3そして2年…

「おひとりさまの国内旅」に飛騨が支持される理由って?

温泉あり、美味しいものあり、そして、文化の香りが漂う飛騨地方は、大人の女性の旅のディスティネーションにぴったり。恋人や友人同士はもちろん、ひとり旅にもおすすめです。「美味しいものを食べて、のんびりした…

私が「非婚主義」になった原因は…地獄の婚活パーティー体験談

今回は私が2、3回、参加した婚活パーティーの体験談を。とはいっても、約10年も前で今とはシステムが違っているかもしれない(そもそもその頃、「婚活」という言葉はまだいまほど一般化されていなかった気がする)。…

40代、おひとりさまを満喫する私の「結婚」にまつわる生きづらさ

別に誇っても恥じてもいないが、私は四十数年の人生において、一度も結婚していない。する予定もない。「国立社会保障・人口問題研究所」の「人口統計資料集2018」によれば、50歳まで一度も結婚したことのない人の割…

「苔めぐり」は秋もオススメ。苔が美しい京都の5つの寺院

四季ごとに異なる表情を見せる京都。このところ、外国人の観光客に大人気ですが、日本人だって大好きですよね。個性的な寺院や、ご飯、スイーツ……。魅力的な要素がたくさんあります。今回の提案は「苔」をめぐる京都…

「意識高い系」北海道リゾートステイ、おひとりさまが体験してみたら…?

21気づけば夏も終わりの気配。あー夏らしいこと全然していないな。だからといって暑いのも勘弁だけど……。長く休みは取れないけれど、2日くらいならなんとかなる! そんなわけでこの夏は北海道で、2日間のリゾートス…

焼き鳥デートによし、コスパよし!行列店から独立の新店、五反田「とり口」

カジュアルなものから高級系まで、焼鳥のお店っていろいろありますよね。そもそも私、個人的には焼鳥って、日本が誇るべき食文化のひとつだと思っています。庶民系からおハイソ系まで、TPOに合わせて選べるのも優秀…

日本初上陸&東京初進出。いまチェックすべきスイーツ3つとは?

まだまだ暑さが続くなか、日本初上陸、東京初進出となる、気になるスイーツショップのオープンが控えています。話題となること必至のショップたち、アドレスに加えておいて損はないはずです。ハワイ生まれのバナナソ…

ドン・ペリニヨンかき氷登場!いつもとは違う「大人のかき氷」に注目が集まっています

夏真っ盛り! かき氷がおいしいシーズンです。 個性的なかき氷、フォトジェニックなかき氷、多々ありますが、大人ですもの。大人ならではのかき氷で、ほろ酔いになってみません?「ドン・ペリニヨン」使用。究極の…

特別な1日を始めるなら。おひとりさまとっておきの朝食スポット3選

充実した朝の時間が過ごせると、その1日幸せな気分でいられたりするものです。素敵な朝ごはんは、ひときわ特別な1日を演出してくれるはず。 大枚をはたかなくても心ときめく、「日常」の延長で楽しめる、でもちゃー…

スポンサーリンク

スポンサーリンク

注目の記事

LOVEに関する最新記事