尿の色で「水分を摂りすぎているか」がわかるってホント?「体の過剰な水分を出してくれる」医師がすすめる漢方とは
雨の前日になると頭が痛くなったり、台風が近づくとめまいがする……。そんな天気によって体調が左右される「天気痛」。今回は石原新菜先生に漢方の観点から、台風などの大雨や天気の急変によって起こる不調「天気痛」の予防策を教えていただきました。
【石原新菜先生の“ご自愛温活”のすすめ#11 後編】
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あなたは大丈夫?水分を溜め込みやすい体をチェック
特に下記のような特徴がある方は、水分を溜め込んで天気痛を起こしやすい傾向にあります。当てはまる項目がないか、チェックしてみましょう。
□足がむくみやすい(夕方、靴下のあとが脚につく)
□下痢をしやすい、軟便気味
□トイレが近い
□手足がいつも冷たい
□慢性的な運動不足
□貧血気味
□座りっぱなし、立ちっぱなしなど、長時間同じ姿勢を続ける
ひとつでも当てはまった方は、体に水分を抱えやすい傾向にあるので、ご注意を!
また、尿の色も水分のとり過ぎのバロメーターになります。尿の色はレモン色がベスト。それよりも薄い色の場合は、水が十分足りているサインなので、喉が渇いていないのに水を飲む必要はありません。逆にレモン色より濃い色は脱水気味ですので、たっぷりと水分を摂りましょう。
特に女性は男性より筋肉量が少ないので代謝が低く、同じ水分量をとっても水分を排出する力が弱いので水分が溜まりやすい体質です。
また、暑いと熱中症予防のためと普段より水分を多く摂ることを意識するかもしれません。もちろん、水分を摂ることはとても大切なのですが、植物も水をあげすぎると根腐れを起こします。人間も同じように、水分の摂りすぎが不調の原因になることも多いのです。
そこで、特に水分を溜め込みやすいタイプの人は、水分の摂り過ぎに注意しましょう。暑い外ではたくさんの水分を摂り、クーラーの効いた涼しい場所では水分を控えるなど、水分を摂るタイミングと量を調整することをおすすめします。
天気痛を予防するには「水分を出す」習慣を。効果的な漢方は?
水毒が原因の天気痛予防のために有効な方法は、水分を出すことです。例えば、雨の前日はゆっくりとお風呂に入る、岩盤浴やサウナに行くなどして、たっぷりと汗をかく。雨が降るとたまりやすくなる体の水分を汗で先に出しておくと、台風の前の不調を上手く乗りこなせます。
また、雨の日に頭痛やめまい、むくみ、重だるさで悩んでいる方は、市販されている漢方薬の「五苓散(ごれいさん)」を雨の前日から飲むのもおすすめです。「五苓散」は体の水はけをよくしてくれる漢方。雨の日のめまいや頭痛は水毒が原因の場合がほとんどですから、症状が出てから痛み止めを飲むより、事前に体の水分を調整してくれる「五苓散」を飲んだほうが症状の根本的な解決につながります。
ちなみに、「五苓散」は二日酔いにも良いので、飲み会の前に飲み、寝る前にまた飲んで寝ると、翌朝、お小水がたっぷり出て、体が重くなりません。私もお酒を飲む前と後に飲んでいます。
天気に振り回されない体質は日々の習慣から
「天気痛」は、病名ではなく、天気の悪くなる日に起こるさまざまな症状の総称です。そのため、体に水を溜め込まず、不必要な水分をどんどん出せる体にならないと、根本的な解決にはなりません。台風などの荒れた天気に振り回されないように、普段から喉が渇いたら適量の水分摂取を。そして体を温め、水分を出す習慣を取り入れて、天気痛に振り回されない体質に変えていきましょう。
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