納得!10年越えの便秘が解消した、医師の驚きのアドバイスとは

巷では、さまざまな便秘解消法が紹介されています。でも、そこで紹介されている食事や運動に挑戦しても便秘が解消されず、頭を悩ませている人は少なくありません。

そんな中、2019年5月14日(火)放送の『名医とつながる!たけしの家庭の医学』(テレビ朝日)で紹介された便秘解消法は、国立病院機関 久里浜医療センターの水上健先生からの2つのアドバイスをただ電話で「聞く」ことでした!

 

なんでそれで出るの?2つのアドバイスとは

放送では数十年来の便秘に悩む2人の女性が登場。2人は水上先生に電話をし、便の状態やこれまで行ってきた便秘対策について話します。電話はおよそ5分で終了しますが、そのうち1人は電話の3時間後に2週間ぶりのお通じが!もう1人は6時間後にお通じがきて、その後2人の便通は

  • 10日に1回→1週間に4回
  • 4日に1回→6日連続

に改善されました。

 

見事に便通を改善させた水上先生の電話。しかし先生は2人の話に耳を傾け、

 

「腸が出したくない時は出ない」

「回数、気にしなければ、自分で出てくる」

 

と話しただけ。それが一体なぜ便通改善につながったのでしょうか。

ポイントは「不安を取り除く」ことにありました。

 

便秘の中にはストレスが原因の「けいれん性便秘」がある

2人の便の状態や便秘対策を聞き出した水上先生が指摘したのは、ストレスが原因で便秘になる「けいれん性便秘」。

けいれん性便秘

大腸のぜん動運動に連続性がなくなり、便の通過に時間がかかり過ぎて起こる便秘です。ストレスの影響が強いと考えられています。

引用元:便秘  日本臨床内科医会

ストレスや不安を感じることで、大腸がけいれんを起こし、収縮。それにより便の道筋が塞がれてしまうというもの。

  • 便の形状がコロコロしている
  • 生活環境が変わると便秘になりやすい

という特徴に該当すると、「けいれん性便秘」の可能性があると水上先生は指摘します。

 

番組ではけいれん性便秘が起こる瞬間が放送されました。便通に悩む女性の1人に協力してもらい、内視鏡を入れて大腸の様子を観察。すると、内視鏡を入れたことによるストレスで大腸が収縮し、閉じていることが分かりました。

 

ストレス因の便秘は「緊張をほぐす」ことが大切。運動も食事改善も不要

そんなけいれん性便秘を解消するポイントは「リラックス」。便秘のことを考えない・考えすぎないことが重要なのです。便秘のことが頭に浮かんでしまったときには、以下の方法で緊張をほぐします。

  1. 目を閉じて深呼吸
  2. 「少しぐらい便が来なくても大丈夫」と呟く

食事も運動も必要ない便秘改善法はたったこれだけです!

便秘に対する強い不安が、かえってしつこい便秘を生み出していました。そのためリラックスすることで、ストレスで収縮する大腸の動きを緩和するのです。

 

ただし、この改善法ですべての便秘が解消されるわけではありません。

便秘には、

  • 機能性便秘(生活習慣やストレスが原因)
  • 器質性便秘(大腸がんや手術後の癒着などが原因)
  • 症候性便秘(病気の症状のひとつとして現れる便秘)
  • 薬剤性便秘(薬の副作用などが原因)

とさまざまな種類が挙げられます。本記事で紹介した「けいれん性便秘」は「機能性便秘」のひとつ。しかし「ただの便秘と思っていたら、重大な病気が隠されていた」という場合も十分考えられます。違和感を感じた場合には、すぐ医療機関へ受診しましょう。

 

とはいえ、食事や運動で解消されない便秘に頭を悩ませているのであれば、試す価値はあります。便秘の不安が頭に浮かんだときには、深呼吸して、便秘について考えすぎないことを意識してみてください!

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