#150 ウザいと思われたくない! 恋に臆病な40代独女の本音【40代編集長の婚活記】
恋愛にクールなフリをしていた?
自分が男性を「思う気持ち」よりも、男性から「思われる気持ち」が強い関係でいたい。そういう気持ちが強かった。どこかで聞いた「女性は愛されるほうが幸せ」という言葉を鵜呑みにしていたのかもしれない。
いや、それよりも。
モテない自分に、自信がなかったからかもしれない。なにしろ19歳までお付き合いもなければ告白されることもなかったし、それ以降も恋人ができても短期間でフラれてばかり。彼氏いない状態がデフォルト。
恋愛に関する自信のなさをカモフラージュするために、マメじゃなく、恋愛にクールな女性を装っていた……。本音では甘えたかったのかもしれない。いっぱい連絡したかったのかもしれない。
お付き合いが始まっても
ジェントルさんとほぼ毎日のように連絡を取っていたけれど、実はほとんど彼がメッセージをくれるのが先だった。自分からは……あまりしていなかった。
マメじゃない女を演じていたわけじゃない。彼に対してはそんな装いをするつもりはなかったから。
ただ、怖かった。
恋愛をするとものすごく深く好きになってしまう自分に。ものすごく深くなってしまうから、フラれたときにひどく傷つく。
ジェントルさんのことを好きになり、その気持ちが深くなりつつあることには気づいていた。だけどもし、彼にフラれるときが来たら……そのときが怖くて怖くて、好きの深さを自覚するような行為=自分からマメに連絡することに、無意識にブレーキをかけていたんだと思う。
鎌倉へドライブデート
ある日曜日、鎌倉へドライブデートに出かけた。
前日の土曜日からジェントルさんの家に泊まり、そこから一緒に出発した。海の見える素敵なレストランでランチをして、海岸線をドライブして、鎌倉の街を散策して、お茶をして……。
初めてのちょっと遠出したデートだった。
鎌倉デートでも相変わらず料理を取り分けてくれたり、大きめの荷物は持ってくれたりと、至れる尽くせりのやさしい彼。以前に彼は「宝物を見つけた気がする」と言ってくれたけれど、本当に宝物のように扱ってくれる……。
私にはもったいなくいらい、自慢の恋人。
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