LiLiCoは本当にサバサバなのか?「自称サバ女」が抱える深い闇

2019.09.06 LIFE

警察のお世話にならず、仕事をクビにならないというのが大前提がつきますが、1%でも興味があること、もしくは可能性があることはトライしたらいいのではないかと私は思っています。挑戦しないことには成功率0%ですし、仮に失敗したとしても、生活に何の支障があるわけでもないのですから、堂々としていればよい。

 

でも・・・としり込みするアラフォーは、基本的に恵まれた人です。挫折の経験が少ないから、痛みを恐れてしまう。いつも転ぶたびに顔から着地してきた私から言わせてもらいますと、人生で本当につらいのは失敗することよりも、スタートラインに立てないこと。

 

しかし、スタートラインに立てないのなら、スタートラインを作ってしまえばいいじゃないとばかりに、チャンスを作ってしまう猛者はいるところにはいるのです。

 

裏ワザで有名人を落とした一般人女性がいた!

1984年のロスアンゼルスオリンピックの柔道で金メダルを取った、山下泰裕選手をご存じでしょうか? ケガをしていることを一言も口にせずに金メダルを獲得。のちに国民栄誉賞を受賞しました。

 

この後、山下選手は美人の奥さんをもらったのですが、夫人とのなれそめが、ちょっとした物議をかもしたのでした。夫人は銀座の高級デパートのネクタイ売り場に勤務しており、そこに山下選手はお客さんとして訪れます。

 

山下選手のファンだった夫人は、顧客カードから住所をさぐり、ファンレターに自分の写真を入れて送ります。二人はそこから交際を始め、結婚を決めたのでした。

 

しかし、顧客リストから個人情報を抜き取ることに異議を唱える人もいました。週刊誌は夫人は上昇志向が強いだの、女子アナ試験に落ちた女性だの、30歳が近いから焦っていただの書き立てました。

 

さて、みなさんは夫人の行動をどう思われますか? 週刊誌と同じように、あざといと思われますか?

 

今は個人情報保護法という法律がありますから、顧客の住所を抜き出すのは「悪いこと」でしょう。しかし、当時はそういう法律はなかったわけですからアウトとは言い切れません。手紙をもらった山下氏も嫌ならば会わなかったでしょうから、相思相愛、メリットありありなのです。誰かにそしられるいわれはありません。

 

おそらく、マスコミだけでなく、職場にも夫人の行動をよしとしない人はいたことでしょう。しかし、夫人は仕事をやめたわけですから、悪口を言う同僚ともう会うことはないでしょう。気にすることはないのです。

 

実は「自称サバサバ系」ほど人目を気にしている?

結局、挑戦できるかできないかは「人にどう思われるか」について折合いがつくかどうかではないでしょうか。「人に何か言われるのが怖い」という人は、想定の範囲内の出来事しか起きないのではないかと思うのです。

 

それでは、どういう人が「人によく思われたい」のかというと、サバサバ売りをする人ではないでしょうか。

 

そもそも、サバサバとは、男性と女性の「いいとこ取り」をしている存在です。外見はオンナらしいのに、内面はオンナにありがちとされるどろっとしたものはなく、さっぱりしているというのがスタンダートです。

 

たいていのオトコよりすね毛が濃い(私のことです)とか、たいていの女性より記憶力がよく、どうでもいいことをいつまでも覚えている(私のことです)では、サバサバにならない。「オトコにもオンナにもいい人と思われたい」、それがサバサバの前提条件ではないでしょうか。

ちょうど、最近「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)にサバサバ売りするLiLiCoが出演したのを見ていて、さらにサバサバの闇を見てしまった気がしたのでした。

 

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