年末調整で「同居してない親」も扶養にできる?「扶養控除等申告書」最新常識と正しい書き方は

元国税局職員さんきゅう倉田です。

 

国税局を辞めて、現役の頃と同じくらいたくさん勉強して、今と未来を生きています。過去を振り返る余裕がないので、同窓会はサボっています。「どうして国税局を辞めたんですか?」と、週に3回は聞かれます。「面白そうだったから」と答えています。

 

後悔はありません。前ばかりみています。前しか見ていないので(たまに横も見る)、足元に石ころがあって、転ぶことがあります。

 

さて、扶養控除等申告書が配られる時期がやってきましたね。正式名称は「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」。会社員もパートもアルバイトも、給与所得者はみんな記入します。

 

「給与所得者ってなあに?」と思った方。給与所得者というのは、働いて、お金をもらう人のことです。厳密には、それ以外にも個人事業者などがいますが、「給与所得」がなにか分かっていないあなたは、給与所得者か無職です。

 

ポイントはココ!「上から順に」扶養控除等申告書の書き方

 

みなさん、ご覧になったことがあると思います。この紙を提出する理由は、「みなさんが控除を受けるため」です。だから、絶対に提出したほうがいい。かといって、2箇所以上で働く方が、すべての勤務先に提出できるかというと、そうではない。1箇所だけになります。

 

 

ここには、あなたの名前、住所、マイナンバー、生年月日、世帯主、世帯主のあなたとのの続柄(つづきがら)を記入して、印鑑を押すようになっています。また、配偶者の有無にも◯をします。配偶者というのは、夫や妻ですね。

 

扶養家族も配偶者もいなければ、ここまで記入して提出します。すぐに終わる作業です。ぼくは、大学生のころ、「何だこの紙は?名前と住所を書くだけじゃん、何の情報も記入しないのに、出す必要ある?」と思っていました。楽なのに文句を言い、きっと、書くことが多くても文句を言う。ろくでもない大学生ですね。

 

 

「源泉控除対象配偶者」とあります。

 

ここには、あなたと同じ家計で生活していて、かつ、来年の所得が95万円以下であろう配偶者の情報を書きます。

 

また、あなたの来年の所得が900万円以下という条件もあります。95万円というのは、パートやアルバイトだけならば、年収150万円です。月の平均は12万5千円。お給料を配偶者に確認しましょう。

 

その下には、「控除対象扶養親族(16歳以上)」とあります。

 

昔と違って、16歳未満の子供は、扶養控除の対象となりません。その分、低所得者に優しい「児童手当」がありますね。該当者がいれば、また名前や住所を書きます。子供以外の親族も扶養することができます。

 

「親族」とは、6親等内の血族及び3親等内の姻族です。血族は血のつながった人、姻族は配偶者の血のつながった人です。親戚なら、誰でも扶養家族にできるわけではありません。家計が一緒の人だけです。一緒に住んでいるとか、一緒に住んでいないけれど、あなたのお金で生活しているような人ですね。

 

親族が、来年の12月31日に70歳以上の親や祖父母の「同居老親等」、「その他」のどちらであるか、チェックを入れます。「同居~」は一緒に住んでいる場合、「その他」はそれ以外の場合です。

 

親族が、来年の12月31日に19歳以23歳未満ならば、「特定扶養親族」にチェックを入れます。

 

上記にチェックを入れると、控除額が増えます。

 

障害者や寡婦・寡夫、勤労学生の場合は、その下の欄に記入します。寡婦・寡夫は、配偶者と死別や離婚をした人が該当しますが、条件が細かいので割愛します。ググるとすぐに出てきます。

 

「非居住者」は、日本に住所がなく、1年以上海外にいる人です。出稼ぎに来ている外国人が、「祖国に30人の扶養家族がいる」と言って、たくさん記入することがあります。

 

 

 

 

「住民税に関する事項」には、子供の名前や住所を書きます。「単身児童扶養者」は子供を扶養しているが、結婚していない、あるいは、配偶者の生死が明らかでない方で、一定の条件を満たすと該当します。

 

 

「給与所得者の扶養控除等申告書」についてわかりましたか?会社で上司や同僚に聞いても分からない難解な紙です。もし、「これに該当するかな?」と思ったら、調べて記入しましょう。放棄すると、あなたが損をしますよ。

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