スポンジも? 実は美容部員が使わないメイク直しのアイテム

こんにちは。ヨガインストラクター兼ライターの高木沙織です。

一日のなかで2~3度ほどメイク直しをする女性は多いでしょう。ランチの後や終業後など、メイクの崩れが気になるときにコスメポーチを手にササッとキレイ……、のはずが「さっきより汚くなってない?」。これ、メイク直しあるあるですよね。

ちなみに美容部員時代の筆者はメイク直しをするたびにメイクが濃くなっていき、終業間際に鏡を見て「おぉ……」と自分の顔に驚いた経験が多々あります。

キレイになるはずのメイク直し、それが逆効果になってしまうのには次のような原因があるのかも。

 

美容部員が使わないメイク直しアイテム

ここからは、時間の経過とともに舞台メイク並みに濃いメイクになってしまっていた美容部員なりたて時代の筆者が教えられたメイク直し術についてお話ししていきましょう。みなさんのコスメポーチに入っているであろうアレ、実は使わないんです。

 

使わないアイテム①・・・ウォータースプレー

顔から少し離した位置からミスト化粧水を吹きかけ、よれたファンデーションを軽く拭き取りメイク直しをスタートさせると、肌に潤いを与えられるだけでなくベースメイクをキレイに直すことができますよね。強い照明と空調が効いた空間で働く美容部員には、メイク直しの前にこのひと手間を加えることでツルンとした肌をキープしている人が多かったです。

ですがこれは、保湿成分を含むミスト化粧水だからこそ成せるのです。水100%のスプレーだと、潤いが足りなかったり、反対に肌を乾燥させたりすることもあるので、メイク直しのときはウォータースプレーよりもミスト化粧水を選ぶとよいでしょう。

 

使わないアイテム②・・・あぶら取り紙

化粧品会社に入社したての筆者は、メイク直しの前にあぶら取り紙を使用して肌表面をサラッとさせてからファンデーションを塗っていましたが、これには先輩から×が。

決してあぶら取り紙が悪いわけではないのですが、必要な皮脂まで取りすぎてしまうこともあるのです。特に筆者の場合は、皮脂が出るのはインナードライ肌になっていたからで、皮脂を取りすぎる→皮脂が過剰に分泌されるというループに陥っており、いつも肌がしっくりこない感じがしていました。

あぶら取り紙でペタペタしている人は、過剰な皮脂の原因がどこから来ているのかを見直してみるとよいかもしれません。もし使うのなら、あぶら取り紙よりもティッシュペーパーの方が皮脂を取りすぎる心配がないでしょう。

 

使わないアイテム③・・・パウダーファンデーションに付属のスポンジ

メイク直しの最大の目的は、肌を朝のメイクしたての状態に近付けること。そのためにパウダーファンデーションを使用する人は多いのですが、付属のスポンジでキレイに直すのは結構レベルが高いです。

ファンデーションの量が多くつきすぎて粉っぽくなったり、毛穴の凹凸が余計に目立ったり、強くこすりすぎてベースメイクがはげてしまったりして、“老け肌”“お疲れ肌”を自ら作ってしまうことになるでしょう。

そこで使えるのがブラシ。ブラシにパウダーファンデーションを軽く取り、肌の上でクルクル・トントンと小さな円を描くように乗せていくと、厚塗りにならず自然な仕上がりに。桃のようなふんわりとした毛穴の目立ちにくい肌に近付けてくれます。

 

使わないアイテム④・・・アイブロウペンシル

アイブロウペンシルを使って眉をお直しすることも滅多にありませんでした。強いて言うなら、倉庫で在庫整理などの力仕事をして汗ばみ大きくメイクが崩れたときに使うくらい。

というのも、朝の最初のメイクのときに眉が消えないように仕込んでおくから。メイク直しのたびに「眉が消えている」という人は、眉のまわりの余計な油分が原因のひとつです。あらかじめファンデーションで抑えておきましょう。そして、眉ブラシで毛流れを整えてからアイブロウペンシルとパウダーで眉メイクをすることで、均一で落ちにくい眉をキープしやすくなります。

アイブロウペンシルを使用してメイク直しをすると、張り付けた眉のような黒々と色が濃い不自然な眉に仕上がりがちなので、どうしても書き直したいのであれば落としてから。もしくは眉ブラシでよくコームしてからにしましょう。

あとは、まぶたの際に使用するいわゆる“締め色”の濃いアイシャドウですが、メイク直しのたびに重ねていってはどんどんアイメイクが濃くなるばかり。そうならないためにも、メイク直しのときは締め色以外のアイシャドウでよれやはげた部分を修正していました。

 

これはあくまでも一例で、筆者の体験をもとにしたもの。出てきたアイテムが悪いわけではありませんよ!

ただメイク直しをするたびに理想の仕上がりとかけ離れていってしまうという人は、参考にしてみてくださいね。

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