脱ダメンズウォーカー!自分へのヘイトをやめる|50歳までにやめること

オトナサローネの読者のみなさん、こんにちは。「予防医療」のスペシャリストで、医師の桐村里紗です。

この連載では、人生100年時代の折り返し地点、50歳になる前にやめたい悪習慣についてお伝えしていきます。

今日は、自己否定をやめて、「I love me!」でいきましょうというお話。

【ネオヘルスケアドクターLISAの「50歳になる前にやめる100のこと」#7】

「自分が大好き」はナルシスト !?

「私、自分のことが大好きです!」
と誰かの口から聞くと、ちょっと心がざわつく感じがします。
「大丈夫?ナルシストなのかしら?」 と人間関係を続けるのが心配になってしまいそう。
逆に、「私のこと大好き!」とも、なかなか宣言しづらいものです。
だって、イタいと思われてしまいそうですものね。

でも、生涯の健康と幸せを実現するには、実は「I love me!」と言える状態になることがとても大切なのです。

前回、我々世代の日本の親は褒めベタの為に、私たちには小さい頃に親から言われた「ダメな子」「できない子」などのネガティブなワードから、潜在意識に「偽コンプレックス」がプログラミングされているというお話をしました。

「私なんて…」と、自己評価が低い状態のままだから、当然、自分を肯定もできないし、自分を好きにもなれません。

だから、当然、多くの日本の女性は、自己評価が低く、自己肯定感が低く、自分のことを好きじゃないのです。

美人なのにダメンズウォーカーな訳

私の周りに、客観的に誰がどう見ても、美人過ぎる知人がいます。
元々の顔の造形として整っていて、存在そのものが「美」と言えるレベルです。
ところが、彼女は、自分が美人なんてこれっぽっちも思っていないのです。

むしろ、「私の顔なんて可愛くない」と本気で信じていて、女性としての自己評価がとても低いために、自己肯定感が低く、根本的に自分のことが全く好きではないようです。
「I love me!」よりむしろ、「I hate me!」
根本的には、自分のことをヘイトしています。
案の定、親が全く褒めない親で、むしろ悪いところばかり挙げ連ねられていたそうです。

ですから、恋愛についても、まさにダメンズウォーカー。
客観的に見たら、「なんでそこ行くの!」という男性ばかりに行ってしまう恋愛遍歴を繰り返しておられます。

頭では、もっと高みを狙いたいと思っているはずなのですが、根本的な自己評価が低いから、結局は、その低い評価の自分に見合う男性を選んでしまうのですよ。
自分を愛してもいないと、パートナーとの愛情関係もアンバランスになってしまいます。

人のあらゆる行動の根本は、結局は潜在意識に支配されているので、理性ではコントロールできないのですね。

自己肯定感がヘルスケアの根本

そんな自己評価なので、自分を労わることも苦手です。
愛していない自分の体を大切にできる訳がありません。
むしろ、自分の内側とは向き合いたくないので、自分の心身の声が聞こえず、無視。
他人のことはよく分かって労えるのに、自分のことは分からず労えない。

自分の健康や美容のためにご飯を作ったり、ヨガやフィットネスなどの自己投資することって、それに値するだけの自己評価、自己肯定感を持った上で、自分を愛して、やっとできることです。
自分の体や心が、今どんな状態かな。何を欲しているのかな。どうしてあげたらいいのかな。

心身の健康や幸福は、自分を愛してしっかりと向き合い、対話することで実現します。

まずは、自分を愛すること。

それが、生涯幸せに、そして健康に生きていくための第一歩です。

I love me!へのステップ

と言っても、やったことがないので難しいと思います。

まずは、夜寝る前に何か、今日1日で頑張った点や褒められる点を見つけて、
「今日も1日お疲れ様。ありがとう。よく頑張ったぞ、自分!」と、ねぎらいの声をかけてあげましょう。

1回も褒められたことのない自分は、これだけで喜んでくれます。

そして、もう1つできるなら、体の状態を観察してみましょう。

どこか、凝っていないかな。痛みはないかな。お腹の状態はどうかな。など…。

何か、不調なところがあれば、そこにフォーカスして、日常的にケアしてあげることから始めましょう。

心身の小さな声を無視し続けると、いずれ50歳を超えてから大病に、なんてことにもなりかねません。

コツコツ労っていると、自分がどんどんと愛おしくなってきます。
この肉体を持ってこの世に生まれてきて、生涯一緒にいるのですから、自己否定は可哀想です。

「I love me!」

と、堂々と宣言できるようになっていきましょうね。

 

【ネオヘルスケアドクターLISAの「50歳になる前にやめる100のこと」、週1回、土曜の夕方に配信!】 

文/内科医・認定産業医 桐村里紗

tenrai代表取締役医師。1980年岡山県生まれ。2004年愛媛大学医学部医学科卒。内科医・認定産業医。治療よりも予防を重視し、最新の分子整合栄養医学や生命科学、常在細菌学、意識科学、物理学などをもとに、執筆、webメディア、講演活動などで、新しい時代のライフスタイルとヘルスケア情報を発信。著書『日本人はなぜ臭いと言われるのか 体臭と口臭の科学』(光文社新書)ほか。

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