
まだ間に合う!医師が「年内の断捨離」を強く勧めたいこれだけの理由
オトナサローネの読者のみなさん、こんにちは。「予防医療」のスペシャリストで、医師の桐村里紗です。
この連載では、人生100年時代の折り返し地点、50歳になる前にやめたい悪習慣についてお伝えしていきます。
2020まで、カウントダウン!
年越しまでに今すぐやるべきは、大「断捨離」大会。部屋だけでなく、心のゴミまでスッキリ捨て去る「断捨離」で、新年は、新しい自分になって新しい人生を再スタートするような気持ちでいきましょう。
【ネオヘルスケアドクターLISAの「50歳になる前にやめる100のこと」#11】
買い出し前に「断捨離」で新しい自分に
ついに、2020までのカウントダウンが始まりましたね。
キリのいい数字って、節目感があって、何か新しいことが始まりそうでワクワクいたします。
何と、「ミレニアム!」と大騒ぎしていた2000年から、もう20年も経つのですよね。その時にもし出産していたら、もう子どもは二十歳ときた。
早〜い、怖〜い、びっくり!
この20年、笑えること、泣きたいこと、穴に埋めたいこと、色々ありました…よね。
はい。
節目の年を迎える前に、大きく変わりたい皆様。
良い思い出や成長した自分は、そのまま大切に2020に持っていきつつ、苦い思い出や手放したい自分をまだ捨てきれないならば、残り少ない年末に今すぐやるべきは、買い出しの前に「断捨離」です。
「断捨離」は心の大掃除
新しい年に、新しい運気を呼びたい!ですよね。
でも、その為には、それが入る為のスペースが必要です。
隙間が無ければ入ってこないのは、宇宙の法則。
断捨離は、自分の部屋を通して、自分の心を観察するワークです。
自分にとって、実は不要なもの、余分なもの、ゴミなどが溜まっている部屋を通して観るのは、部屋ではなく、自分自身なのです。
自分の部屋にある「モノ」には、全て、自分の心に紐づいています。
自分にとって不要な思い出、感情、凝り固まった信念、不毛な人間関係など、モノの整理を通して発見し、モノと一緒に「ありがとう!」「さよなら!」をするのが、断捨離です。
考えるな!感じろ!直感を信じるべし
ゆっくり時間があれば、一つ一つモノと対話しながら、じっくり思い出や自分の感情を観察してみるのも良いですが、もはや、新年まで時間もない。
もたもたしていたら、年が明けてしまう!
というわけで、ここで、おすすめなのは、「直感力」を呼び覚ますことです。
普段、私たち人間は、理性を働かせて、自分の本音をごまかしながら生きています。
本当の自分は違うけれども、家族や周りの人間関係、社会的な立場などを踏まえて、環境に自分を合わせて、素直な自分を包み隠すのが得意です。
ですから、頭で考えると、周りの人間や環境に忖度(そんたく)してしまうから、断捨離においてはNG!
モノをみて、持って、コンマ何秒で、どう感じるか。
頭が働く前のその直感こそが、素直な自分の判断です。
恋のように一瞬のインスピレーションで
全く着ていない服。
山積みになった本や雑誌。
散らかしたままの書類。
おもむろに置いてあるインテリアグッズ。
開けもしない引き出しの中の小物。
全く食卓に登らない食器類。
…などなど。
恋と同じく、一瞬のインスピレーションで決めて下さい。
男性と違って、おおむねの女性は、過去の男なんて一瞬で忘れてあっさりと次にいける潔さがあると思います。
女性の強みを存分に発揮してしまいましょう。
はい、サクサクね。
捨てる売る寄付する
さて、ゴミ袋は何袋になるでしょうか。
一気にゴミ捨て場へ直行!
モノと一緒に、不要な自分も全部捨てちゃいましょう〜!
と、言いたいところですが、まだ使えるものは、自分には不要であっても、誰かの役に立つかも知れません。
メルカリなどで売れば、お小遣いになりますね。
さらに、洋服や靴などは、海外に寄付することで、遠い国の子供達を支援することもできます。
捨ててしまうと単なる廃棄物にしかなりませんが、新しい幸せの循環を作ることだってできます。
モノの価値を決めるのも、自分の心次第ですね。
素直な自分で自由な新年をスタート
ストレスは、心と身体の不健康の最大の原因になりますが、一番のストレスは、素直な自分を生きられないということです。
新しい年に、是非ともお勧めしたいのは、忘れていた本来の自分を思い出して、自分の素直な心のままに、自由に生きることです。
大人になるにつれて、どんどんと余分なものを溜め込んでしまい、素直な自分が見えなくなっていたと思います。
断捨離によって、それらをリリースすると、素直な自分にきっと出会うことができます。
もっと、自由でいい。
もっと、遊んでいい。
もっと、喜んでいいい。
もっと、ワクワクドキドキしていい。
素直になるのは、ちょっぴり怖いかも知れません。
でも、大丈夫。
そこから、本当の自分の人生を再スタートできます。
2020、思う存分に楽しんじゃいましょ!
皆さま、どうぞ、良いお年を!
【ネオヘルスケアドクターLISAの「50歳になる前にやめる100のこと」、週1回、土曜の夕方に配信!】
文/内科医・認定産業医 桐村里紗
tenrai代表取締役医師。1980年岡山県生まれ。2004年愛媛大学医学部医学科卒。内科医・認定産業医。治療よりも予防を重視し、最新の分子整合栄養医学や生命科学、常在細菌学、意識科学、物理学などをもとに、執筆、webメディア、講演活動などで、新しい時代のライフスタイルとヘルスケア情報を発信。著書『日本人はなぜ臭いと言われるのか 体臭と口臭の科学』(光文社新書)ほか。
スポンサーリンク
【注目の記事】
- 運動嫌いだった56才、ゆがみを整えたら「ネガティブな性格」を卒業できた。「離婚から立ち直り、推し活も始めました」【鬼軍曹ゆか様ダイエット】
- 48歳独身女性、立ち上がろうとした瞬間「あれ??」。このめまい、もしかして「更年期」なのかな?【マンガ100人の更年期R】
- 「まさか、私が乳がんに?」53歳でがん告知。抗がん剤で動けないつらい日々に、私を支えてくれたものとは
- 【ユニクロ】サマーニット×タックワイドパンツ。今夏のオフィスコーデに選びたい色とは【40代の毎日コーデ】
- 【熱中症搬送数激増中】実は6月下旬からの「高湿度」が最も危険!「さぼると熱中症リスク激増」の意外すぎる習慣とは?
- 「私の老化度、本当に54歳ぶんなのかな?」更年期以降は全員が気にしたい「自分の生物学的年齢」を計ってみたら衝撃的すぎる結果に
- 「体温が1℃下がると太りやすくなる」問題が、更年期世代の女性にとって特に深刻なのはなぜか?「お風呂に入る前たった1分でできるヤセ習慣」とは?【石原新菜先生が解説】
- 超激務ヘアメイク藤原美智子さんが「42歳で思い切って変えたこと」その顛末は?「顔も体も片側だけ引き攣った状態になるまで」働いて
- 43歳、新しい職場で心が折れた。でも、25年ぶりにピアノを弾いたら胸が熱くなって──そこから私の転機が始まった
- 更年期後に「消える症状」と「そのまま残る症状」って?7万人のデータが教えてくれる「更年期の真実と、これからの人生」
- 「猫背・巻き肩の54歳がびっくり」着るだけで理想的なS字姿勢が身につく話題のインナーウエアをご存じかしら
- 更年期、どうやって乗り越える?運動、食事、サプリ、そして注目成分「ゲニステイン」まで、更年期の専門医が教えます
- 今の生活が「しんどい」なら「命の前借り」をしている証拠。知らずに「疲れを溜めてしまう」生活習慣とは【医師監修】
- 【徹底検証Hip Fit】はいて1日23分、ながらで使える手軽なヒップトレーニング!SIXPADの女性向けショーツタイプEMSで「ヒップから健康」は叶う?
- 「1年で約6倍」老化スピードが速い人と遅い人、その違いは?美人女医が伝えたい老化を早める3つの原因【医師監修】
- 「一度使ったらやめられない」人気スタイリストも40代編集もリピ買い中の『涼ブラ』って?「滝汗でも不快感なし」「つけ心地がラクなのに~」続々と魅了される理由とは?
- ゲッターズ飯田「引っ越すときに確認すべきたった一つの大切なこと」とは?運気を上げる心構えの基本は
- 57歳「更年期が終わったあと」には何が起きますか?美容ジャーナリスト・小田ユイコさんの場合は