【40代編集長の婚活記#176】結婚できない40女が「やめる」と決めたこと

2019.12.18 LOVE

気づいてしまった、自分の無礼

しかし、毎日続けて1週間した頃、ひとつの疑問が生まれた。

「なんで私、こんなに悩みながらゲームさんに質問を送っているんだろう?」

ゲームさんについて知りたいことというより、スパッとした答えになりやすいよう質問を考えている自分に気がついた。

それは奇しくも、前ページで自分で書いたよう、まさに「タスク」になっていた。

人が誰かに連絡を取るというのはだいたい「用事があるから」か、「連絡したいから」のどちらか。必要か欲求だ。でも、いまの私はそのどちらでもなくゲームさんに連絡をしている。必要も欲求もない状態。

つまり、そのメッセージには「心がこもっていない」ということだ。相手をしてくれているゲームさんに対して実はとても失礼なことだった。

 

恋は「する」ものじゃない

なぜ、そこまでしてゲームさんに毎日メッセージを送り続けていたのか?

なんとかして忘れようとしていたからだ。2カ月ほど前に別れてしまったジェントルさんのことを……。

 

いつまでも終わった恋愛を引きずるのはみじめだ。

別れたんだから新しい人を見つけないと。

そう思って、直後に知り合ったゲームさんを好きになろうと努力したのだけれど、恋愛ってそういうことじゃないよね。言い古されている言葉だけれど「恋はするものじゃない、落ちるもの」

英語だって、Fall in love……だもんね。

 

ゲームさんは察している

私のメッセージに心がこもってないことを、ゲームさんはもう察しているのかもしれない。

だから彼は返信はくれるけれど、彼自身からメッセージを送ってくることはない。会う前や、会って最初の頃は私に興味を持ってくれたのかもしれないけれど、メッセージ交換をしているうちに「何か違う」と思ったのかもしれない。私の一方的な質問に。

 

ちょっと時間を置こう。ゲームさんへの毎日メッセージは一旦終了することにした。

 

それ以降、私がゲームさんへメッセージを送ることはなかった。そして、ゲームさんから届くこともなかった。その事実が、ゲームさんの答えでもあったのだと思う。

振り回してしまって本当にごめんなさい、ゲームさん。紹介してくれたYちゃんも、ごめんなさい……。

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