「そご」ではありません!「齷齪」の読み方、知っていますか? 2020.07.08 QUIZ 難読漢字クイズ 難しい漢字であっても、日常生活で見かける頻度や使う頻度が多いと読み慣れていくものです。ですが、漢字には似たような形のものもあり、うっかり読み間違えてしまう…なんてことも考えられます。 本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題していきます。 本記事でご紹介するのは「齷齪」です。 「齷齪」の読み方は? 「齷齪」の漢字は書くのも読むのも難しく感じられます。ただこのような複雑な漢字であっても日常的に使われている言葉もあります。「齷齪」と見た時、「え、これ“そご”じゃないの?」と思った人もいるのでは? 「そご」と読める漢字と「齷齪」はとてもよく似ていますが、実は異なる漢字です。 (↑)本記事の漢字クイズの問題と (↑)「そご」 「齷齪」は日常会話で頻繁に使われる言葉ではないかもしれませんが、どこかで一度は聞いたことのある表現かと思います。以下で紹介する意味を見ると「あ、もしかして!」と思うかもしれません。 細かいことを気にして、落ち着かないさま。目先のことにとらわれて、気持ちがせかせかするさま。 出典元:小学館 デジタル大辞泉 正解を見てみましょう。 正解は… 「あくせく」です。 辞書には「あく“さ”く」とも記載されています。「あくせく」は「あくさく」の音が変化したもの。現代では「あくせく」と表す方が一般的です。 「齷齪」の本来の意味は、歯と歯の間が狭いことを表しているんだとか。旧字ではありますが、「なんで歯がつくんだろう」という疑問が解消されました。その意味が転じて、心の狭さを表すようになり、そこから落ち着かない様子を表す今の意味へと変わっていったのだとか。 なお「齟齬(そご)」は 物事がうまくかみ合わないこと。食い違うこと。ゆきちがい。 出典元:小学館 デジタル大辞泉 という意味ですが、この語源もまた「歯」に関連するもの。 「齟」の「且」は「咀嚼(そしゃく)」の「咀」同様、何度も噛む、何度も歯を合わせることを表します。「齬」は食い違うといった意味をもち、何度噛み合わせても食い違う、しっかりいかないという意味が転じて、“物事がうまくかみ合わないこと”を意味するようになりました。 参考文献 齷齪(あくせく) – 語源由来辞典 齟齬 – ウィクショナリー日本語版 齟|漢字一字|漢字ペディア 齬|漢字一字|漢字ペディア 【注目の記事】 「お値段にも納得いく手応えです」あのシーズ・ラボのサロンケアが「本当に自宅でできてしまう」1台13役の最新鋭※マルチ美顔器の「ほんとにすごいところ」とは 「急に老けた!?」と悩む40代、50代必見! 編集部員がリアルに実践「毎日キレイを保つ」お手入れ法 白髪に悩む40-50代女性が「泡クリーム」タイプの白髪染めをセルフでお試し!「もっとはやく使えばよかった」後悔の理由とは? この記事は レビューライター 片山香帆 スポンサーリンク スポンサーリンク 【人気の関連記事】 「飲み代」は「のみだい」じゃない⁉簡単なのに読み間違える熟語9選 「重版出来!」という速報を読んで、「○○さんの本、じゅうはんできだって!すごいね!」と伝えてくれた友人。ツッコミどころ満載でしたが「へー、すごいね!」と流しました… 英語で「仕事は何をしていますか?」は何て言う? 「この英語ってどんな意味?」「コレって英語でなんて言うの?」いざという時に気の利いた英語のフレーズがさらっと言えたなら、ともどかしく思ったことはありませんか?日… 解けたらIQ120!赤い四角は同じ文字です。「?」に入るひらがなは何?【クイズ】 こんにちは。ツイッターでクイズを配信中のアカウントクイズで頭を柔らかくです!今回は「熟語とひらがなのナゾ」です。ヒント無しで答えにたどり着くことができるでしょう… 【片山香帆の記事一覧】 「うらめん」と読んでいませんか?「裏面」本来の読み方とは?! もちろん「じょに」ではありません。「序に」の読み方、知っていますか? 「拘る」の読み方、知っていますか?「拘る」で2つの読み方ができます! >>もっと見る