【40代編集長の婚活記#211】これはムリ!? 50歳医師の決定的なひとこと

2020.08.19 LOVE

気がかりだった、あの言葉

まぁ、レンズさんが個人的に30分前行動をしていることについては「すごいなぁ」と思ったけれど、違和感をおぼえたのはこの言葉だった。

「前の妻も30分前行動にしてもらいましたよ、僕と一緒に行動するときは」

レンズさんの前の奥さんが、納得して彼に合わせていたのかもしれないけれど、夫婦の生活習慣は、基本的にレンズさんに合わせる形だったんだ──。

そこに、彼の本音が垣間見えた気がした。

 

そのルールは習慣化できない

彼とお付き合いしたときに、私にそれができるだろうか? 最初の1、2回はなんとか頑張れるかもしれないけれど、つねに30分前行動というのは……さすがにキツイ。習慣化できそうにない。

よっぽど暇なら別かもしれないけれど、私にだって予定がある。

たとえば仕事終わりにディナーとなったとき、いつも予約の30分前に到着できているかといったら自信がない。アクシデントで仕事が終わらないことも……。大昔のことだが、実際、それでデートを泣く泣くキャンセルしたことだってある。

 

ちょっと対等じゃなくない?

何度となく「対等」という言葉を口にしたレンズさん。でも、その時間の合わせ方は対等じゃなくない?

彼が考える対等というのが、よくわからなくなった。

アサミ「さっき、前の奥様もレンズさんの時間に合わせて30分前行動とおっしゃってましたね」

レンズ「ええ。でも夫婦で出かけるときだけですよ」

アサミ「彼女はもともとは、30分前行動じゃなかったんですよね?」

レンズ「そうですね。そこは僕に合わせてもらいましたよ」

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