
小林麻耶、あの「洗脳夫」が残念ながらサイコーである地味な理由
11月6日の本連載で、「小林麻耶は情報番組のコメンテーターには向いていないのではないか」とかなりキツいことを書きましたが、なんとまぁ。11月12日に番組をクビになり、所属事務所との契約まで解除されるという尋常ならざる事態に陥ってしまったのでした。
麻耶の精神がヤバいのは、今にはじまったことではない?
しかし、このニュースを聞いても「え!まさか!!」と私は思わないのです。世の中の人は今回のことは「夫に洗脳されてヤバくなってしまった」と思っているようですが、私に言わせると、5年くらい前から、麻耶は大分メンタルが不安定なように感じていました。
小林麻耶の芸能界実質デビューと言えば、「恋のから騒ぎ」(日本テレビ系)でしょう。明石家さんまが司会、シロウト女性を多数集めて並ばせ、恋について語り合う番組です。暗黙の了解で、最前列はきれいどころが座るものですが、麻耶はもちろん最前列。
ぶりっ子キャラとして人気を博した後は、TBSに女子アナとして入社。「しくじり先生」(テレビ朝日系)によると、入社早々にレギュラー番組を5本持たせてもらうなど、超特別待遇。しかし、週刊誌には入社するや否や「さんまのコネ入社」と書かれたり、例のぶりっ子キャラで番組の偉い人にあいさつするなどしていたので、周囲には「あいつ、媚びて仕事を取っている」と思われていたようです。
女子大生時代からカオと名前を売り、女子アナとなり、明石家さんまをはじめ、多くのタレントにかわいがられた。超勝ち組人生の小林麻耶を、なぜに私ごときが「不安定」と言えるのか。それは、彼女から「好かれたい」のではなく、「嫌われたくない」という気持ちを感じるからなのです。
「嫌われたくない」麻耶の対極は「好かれようと思わない」工藤静香
「しくじり先生」によると、麻耶は子どものころ、転校が多いせいでいじめられやすく、また抜群にかわいく男子にモテすぎて女子に嫌われていた。そのせいで、「誰にも嫌われたくない」という気持ちが強くなり、八方美人になってしまったそうです。女子アナになってからは、そこに持ちキャラが加わって、八方ぶりっ子になってしまったのだと自己分析しています。
「たくさんの人に愛されたい」と願い、「自分なら愛されるはず」と信じることは、テレビに出る人にとって絶対に必要な資質でしょう。しかし、「愛されたい」と「嫌われたくない」というのは、似ているようで全く違うことではないでしょうか。
インスタグラムで珍妙な料理が話題のおシズこと工藤静香。彼女が昔、NHKの「SONGS」で秋元康と対談していたことがあります。その際、秋元センセイが「静香はおニャン子時代から、全員に好かれようとしなかった。あの年でそれができるのはすごい」とほめたところ、おシズは「そう?だって無理だし」というような返しをしていたのです。
つまり、みんなに好かれることは無理だと受け入れた上で、「わかってくれる人にわかってもらえればいい、その人を大事にする」というのがおシズの流儀なのではないでしょうか。そこからは、自分のことを好きな人がたくさんいると信じられる明るさとタフさを感じます。しかし、「嫌われたくない」という気持ちは、弱さもしくは傲慢さの表れなのではないでしょうか。
「嫌われないためのサービス」でサビ残と同じ沼にハマる
「嫌われる」ことを回避するために、プレゼントして気を引くとしましょう。物をあげれば「嫌われない」かというと、かえって悪影響ではないかと思うのです。もっといいものをよこせと、どんどん要求される悪循環にはまるのではないでしょうか。
麻耶の場合で言うと、番組の偉い人、たとえば総合演出のAさんに「嫌われないように」ぶりっ子をした場合、違う番組のBさんにもぶりっ子でサービスしてあげないと、「なんだよ、オレにはサービス悪いな」となってしまう。だから、麻耶は周囲に悪口を言われても、ぶりっ子をやめることができなかったのではないでしょうか。
その昔、西川史子が「小林麻耶ちゃんと島田紳助さんがスタジオに手をつないで、入ってきた」と暴露したことがあります。なぜ二人が手をつないでいたのか、理由は不明ですが、「嫌われたくない」気持ちが強い場合、大物司会者の誘いを拒否することはできないでしょう。
ちなみに島田紳助さんはおシズのことを気に入っていて、100本のバラの花束をプレゼントしたことがあるとご本人が話していました。
「全員に好かれようとしないおシズ」はプレゼントをもらって女を上げることができますが、「嫌われたくないマヤ」は手をつなぐことが本意でなかったとしても、受け入れざるを得ない。「嫌われたくない」ほうが、断然ストレスフルでしょう。
メンタル不安定な女性が選ぶべき男性の特徴とは
「嫌われたくない」という気持ちは、人を不安に追い込むのではないでしょうか。
「グッとラック!」(TBS系)の共演者であるロンドンブーツ1号2号の田村淳は、ラジオ番組「ロンドンブーツ1号2号田村淳のNewsCLUB」(文化放送)で、麻耶が司会者である志らくに食ってかかったあと、CM中に精神不安定になり、「誰か私を抱きしめてくれませんか?」と言っていたことを明かしています。淳が女子アナに頼めばと水を向けたそうですが、麻耶は「男性じゃないとだめなんです」と答えたそうです。
てか、芸能界、仕事中に手をつないだり、抱きあったり、いろいろあるんだな。
麻耶のように「嫌われたくない」人が、番組のカオである司会に、はっきり反論するというのは、とても勇気がいることだったと思うのです。言った後に「嫌われちゃったらどうしよう」と後悔に襲われて、心臓がバクバクしてしまったのかもしれません。
このエピソードを聞いたとき、私は麻耶はいい夫を見つけたんだなぁと思いました。
麻耶は交際0日で整体師である夫、あきら。氏と結婚しています。女子アナの結婚相手と言えば、プロ野球選手や芸能人、お医者さんや弁護士さんときらびやかな人が多いもの。収入面や聞こえで言えば、夫は他の女子アナ夫に及ばないかもしれません。
しかし、「嫌われたくない」思いが強く、時に精神的に不安定になる女性にとっての最高の夫とは、収入や社会的地位よりも「絶対に自分を否定しない人」「自分のそばにいてくれる人」ではないでしょうか。マネージャーのように、いつも寄り添ってくれるヒマな男性がいいと思うのです。
高収入職の男性は良くも悪くも自分中心ですから、オレの話がしたいもの。自分の話をしたい不安定な女性だとぶつかってしまうでしょう。
あきら。氏はYouTubeで「あのMC、どうかしてますよ。ダッサ。『そんなつもりじゃない』とか言い訳してましたけど、ダッサ。言ってたじゃん。何ごまかしてんだよ、男らしくない。自分が正論言ってると思ってんじゃねぇよ。全然トンチンカンなこと言ってから」と司会の志らくを批判しています。
一般論で言えば、妻が出演している番組のMCをののしる動画をアップするなんて絶対にしてはいけないことです。しかし、「絶対に自分を否定しない、正しいと言ってほしい」人から見れば、「こんなにはっきり私の味方をしてくれる、頼もしい人」なのではないでしょうか。だからこそ、麻耶も動画を削除しないのだと思うのです。
「大物ではない」からこそできることがたくさんある
それでは、なぜ、あきら。氏が志らくを批判できるかというと、答えは簡単。あきら。氏が大手放送局の番組に出られるレベルのタレントではなく、一般人みたいなものだから。大物の悪口が言えるのは、売れない者の特権です(私もその恩恵に浴しています) やっぱり、あきら。氏は最高の夫ではないでしょうか。
上述したことはすべて、私の憶測にすぎません。が、麻耶が不安定なことは、誰もが思っていることでしょう。ここで一度ちゃんとしたカウンセラーに話を聞いてもらったらどうでしょうか。何か大きな気づきが得られるかもしれません。
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