【40代編集長の婚活記#225】婚活デートに疲れた独女が「選んだ道」

2020.11.25 LOVE

彼はどう思うだろう?

断ることに心苦しい気持ちはありつつも、できるだけ失礼のないよう、言葉を選んだ。ストレートにもう会いませんとは書かなかったけれど、クレバーなロマンさんならきっとわかってくれるだろう。

しばらくしてロマンさんからメッセージが届いた。

ロマン「そうですか。僕は楽しかったですが、残念です。アサミさんにもいい出会いがありますように。それでは、失礼します」

なんてちゃんとした人なんだ……! かつてお誘いを断ったとき、逆ギレした人もいたのに。

ホワイト「わかったよ。キミはそうやってあれもダメ、これもダメって決めつけているから、結婚できないんだろうね」
 【40代編集長の婚活記#36より】

本当にごめんなさい、ロマンさん。

 

断るってツライ

何とも言えない罪悪感のようなものがズシリと心に重くのしかかっていた。断るって行為は、やっぱり苦手。

断られるのも悲しいけれど、断るのもツライ。ロマンさんに「ごめんなさい」をしたのは自分なのに、なぜだかダメージが大きい。

みんなそういうものなのだろうか? それとも、もっとライトに考えている?

10代、20代、30代とまともに恋愛と向き合ってこなかったツケなのかもしれない。相手の好意を断ることへの罪悪感がなかなかぬぐえず、婚活アプリで誰かとマッチングしたりメッセージ交換することにも疲れてしまった。

 

久しぶりの「婚活疲れ」?

ちょっと婚活を休もうかな……。

ロマンさんとの一件は、思いのほかダメージが大きかった。婚活疲れするのは初めてじゃないけれど、今までとは違う。

それは、断ったという罪悪感だけじゃなかった。このまま婚活を続けていても自分が求める相手には出会わないのではないかという不安。そして、本当に結婚したいのかという迷い。

  

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