「もうじゃ」ではない!「猛者」の正しい読み方、知っていますか?

漢字にはさまざまな読み方があります。漢字の音読み、訓読みにしたがって正しく読める読み方もあれば、当てはめられた漢字と読み方が全くの別物、いわゆる当て字のようなものがあったりします。中には、正直な話「誤読の方が読みやすいのでは?」と思ってしまうようなものも…!

本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。

 

第1問:「猛者」の読み方は?

答えを聞くと「ああ、聞いたことある」と納得できる読み方なのですが、漢字だけでパッと出されたとき「もうじゃ」と答えてしまった人も少なくないのでは?

「もうじゃ」は「猛者」の正しい読み方ではありません(それどころか「亡者(もうじゃ)」と勘違いされてしまうかも…)。ではなんと読むのが正しいのでしょうか。

正解は…

正解は「もさ」です。

「猛者」とは

勇猛な人。また、富裕で勢いのある人。
力のすぐれた勇猛な人。荒っぽい人。もうざ。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

を表します。

なお、辞書には「もうざ」とも記載されています。

平安時代後期に入ってから普及したとされる「猛者」。その意味は現代とほぼ変わらず、勇猛果敢な人や富裕な人、有能な活動家などを指しますが、先で紹介した辞典には“男性に対する美称の一つであった”とありました。

現代においては、“勇猛な人。また、富裕で勢いのある人”に当てはまる女性に使っても問題ないとは思いますが、“男性に対する美称”だったがために違和感があるかもしれませんね。

出典>>「もうじゃ」ではない!「猛者」の正しい読み方、知っていますか?

 

第2問:「荒む」の読み方は?

「荒」といえば

  • 「荒い(あらい)」「荒療治(あらりょうじ)」などの「あら」
  • 「荒れる(あれる)」「荒らす(あらす)」などの「あ」
  • 「荒野(こうや)」などの「こう」

といった読み方に馴染みがあるのではないでしょうか。

とはいえ、「荒む」の読みは「あらむ」「あむ」「こうむ」ではありません。

答えを聞けば、「ああ、聞いたことある」と思うはずですが、上記の読みの印象が強いとなかなか思い浮かばないかもしれません。

正解は…

「すさむ」です。

「荒む」の意味を調べてみると、さまざまな意味がありました。

[動マ五(四)]《動詞「すさぶ」の音変化》
1 心の持ち方・行動などが乱れてきて、ゆとりやおおらかさがなくなる。とげとげした状態になる。
2 物事の繊細さ・上品さが失われて粗雑になる。
3 雨や風などの勢いが激しくなる。
4 ふけりおぼれる。
5 勢いが尽きて衰える。
6 嫌って遠ざける。うとむ。
7 からだを苦しめ痛めつける。
8 (遊む)動詞の連用形について、興にのって事をすすめる意を表す。気の向くままに…する。

[動マ下二]
1 心に留めて愛する。賞美する。
2 勢いが衰えて、やむ。
3 嫌って遠ざける。うとんじる。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

“心に留めて愛する。賞美する。”の意味に違和感を覚えた人もいるかもしれません。それには、「すさむ」の語源が関係しています。

まず「すさむ」は、「荒む」の他に「進む」「遊む」と書くことができます。そして「すさむ」は「すさぶ(荒ぶ・遊ぶ)」から転じたもので、古くは「気の向くままに行動する」「慰みにする」「心に留めて愛する」などの意味がありました。現代になるにつれ「荒れる」の意味が強く意識されるようになりました。

出典>>「あらむ」ではありません。「荒む」の読み方、知っていますか?

 

第3問:「退く」の読み方は?

「退」は「引退」「脱退」「退職」「退散」など、目にする機会の多い漢字です。ただ、「退く」と送り仮名がついたことでどう読むのかわからなくなってしまった人も少なくないのでは?「引退」「退職」での読みのように「退く」を「たいく」と読むのは残念ながら不正解。

まずは正解を見てみましょう。

正解は…

「しりぞく」です。

他に

  • しぞく
  • そく
  • どく
  • のく

と読んでも正解です。「ひく」と読むこともできます。

「退く」の意味は、

1 後方へ下がる。後ろへのく。あとじさる。

㋐貴人・目上の人の前を離れて出て行く。退出する。また、その場所から去る。
㋑試合などで、敗れてそこからいなくなる。
3 官職などを辞める。引退する。
4 (多く「しりぞいて」の形で用いる)置かれている状況を離れる。
5 譲歩する。引き下がる。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

です。

出典>>「たいく」と読んだら恥ずかしい!「退く」の読み方、知っていますか?

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