「出会いがない」は言い訳。独身者が結婚しない、本当の理由

30代以上の男女が独身でいる理由の第1位は「適当な相手にめぐり会わないから」。

国立社会保障・人口問題研究所が発表した第14回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)で、未婚者に独身でいる理由をたずねたところ「適当な相手にめぐり会わない」という回答が30歳以上では最も多かったという。

でも「出会いがないから」は、結婚しない“本当の理由”になるのだろうか?

 

私たちは毎日「選択」をしている

私たちは日々暮らしている中になんらかの「選択」をしている。

コーヒーにしようか紅茶にしようか。

和食にしようか洋食にしようか。

階段でいこうかエスタレーターを使おうか。

選択に迷うときもあれば、瞬時にきまるときもある。そして、その選択がどっちを取ってもその後にあまり影響がないこともあれば、人生そのものに大きな影響があることもある。

 

結婚するも、しないも「選択」

独身でいること。これも「選択」しているからだ。

「出会いがなかったから」というのは根本的な意味では理由にはならないと思う。誰にも多かれ少なかれ出会いはあり、そして限りもある。結婚した人はその限られた中で結婚するを選択したのであって、独身者は結婚するという選択を、自分自身がしなかった。

結婚していないのは、それを「選択」しなかった結果だと思う。

 

仕事と恋人、どっちを優先?

本来「恋愛・結婚」と「仕事」とは、別次元の問題であり、どっちが大事とかは本来はない。だが、物理的・時間的にどちらかを優先しないとならないことはある。

例えば、明日の朝までに提出しなければならない仕事があり残業していたときに、恋人から「今から会えない?」と連絡が入ったとする。

仕事を手早く片付けてデートにいければベストだろうが自分の能力では深夜までかかる仕事であり、恋人は長時間は待ってくれない場合。どちらかを優先せざるを得ない状況になる。

同時にはできない。まずはどっちを優先する?

 

選択は、その後の生き方に影響する

翌日、上司に怒られてもいいから仕事は完璧にはせずに恋人の元へ行くか、恋人にデートは行けないと謝って仕事を全うするか。どちらを選択するかは本人次第。

本来くらべるものではないけれど、時間という点では、仕事を優先するか、恋愛を優先するかが存在してしまう。

どっちを優先しても、その後の仕事や恋人との関係性にたいして影響しない場合もあれば、仕事における信頼を大きく失うことや、恋人にがっかりされ距離を置かれてしまうこともある。ほんの小さな選択ではあるけれど、その後の生き方にまったく影響しないわけではない。

例として仕事と恋愛をあげたが、友人と恋愛、家族と恋愛、趣味と恋愛……さまざまな選択がある。

 

「じゃないほう」を選択

私自身、40代で独身でいることは、出会いがなかったわけでも、たまたまでもない。選んだからだ。恋愛や結婚「じゃないほう」を。

先のような場面が20代、30代であったと思う。そのとき選択したのは迷うことなく仕事だったり、趣味だったりした。恋愛より仕事や趣味を選んだことが、現在独身であることと無関係ではない。でもそれは、会社のせいでも趣味のせいでも恋人のせいでもない。自分がそうしたいと選択したからであって、後悔はない。

結婚するかしないかは、結局自分の恋愛や結婚を優先しないという「選択」。

独身者が結婚していない理由は「出会いがないから」「仕事が忙しいから」ではないのである。

 

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