【40代編集長の婚活記#231】SNSで出会った「気になる彼」の正体とは?
正直、ちょっと怖い
まったく予想していなかったことに驚いた。キャットさんからダイレクトメッセージ? え、何、ナニ? 何の用事?実は正直にいって、ちょっと怖かった。
こちらが好きでフォローしている猫アカウントの主ではあるけれど、いわば匿名アカウント。プロフィールを見ても、猫を大切にしていることと、男性であること以外、何者かはまったくわからない。
そんな正体不明の相手からメッセージって……。勧誘されるとか、売りつけられるとか、そんなんだったらイヤだな。久しぶりに、もともとの警戒心の強さが顔を出す。
こちらは実名アカウントだし、出版社でOTONA SALONEの編集長をしていると明らかにしているだけに……。
何の用事かしら?
恐る恐る、メッセージを開封してみる。
キャットさん、私に直接メッセージなんて何かしら?
キャット「いつもコメントありがとうございます。僕たちの活動を長くにわたって応援してくれる方とはつながっていこうと思っていてメッセージしました。よかったらお友達になっていただけますか?」
なんとも言い難いメッセージだった。勧誘や物売りではないことはわかるけれど、「僕たちの活動」って何? それに「お友達」って、何をもってお友達というのかよくわからないけれど……。
お友達と言われても……
とはいえ、悪い人ではなさそうなことは、猫への愛情から感じている。2年くらいキャットさんのSNSアカウントをフォローしているので、無視するのはちょっと失礼な気がした。
アサミ「メッセージありがとうございます。いつもキャットさんの可愛い投稿で癒やされています。お友達って…ありがたいお言葉なのですが、いくつかお伺いしてもいいでしょうか?」
お友達になりましょうと言うには、あまりに相手の情報がない。イマドキはそれで友達になるのかもしれないけれど、そのあたりはちょっとガードが固いタイプなのだ。
キャット「突然のメッセージですみません! そうですよね。はい、何でもご質問ください」
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