
「がんきょう」は間違い!「元凶」の正しい読み方、知っていますか?
漢字にはさまざまな読み方があるため、漢字を読み間違えてしまったことがある人も少なくないでしょう。とはいえ、人前で読み間違えてしまったりすると、恥ずかしい思いをするもの。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
第1問:「元凶」の読み方、知っていますか?
「元凶」には、
悪党の中心人物。悪者のかしら。転じて、諸悪の根源。
引用元:小学館 デジタル大辞泉
という意味があり、「〜が全ての元凶だ」などの例文が挙げられます。
「元凶」の正しい読み方をどこかで聞いたことがある人もいるかもしれません。ただ、ややこしいのが「元」という漢字の読み方。
「元」には
- 音読み ゲン・ガン
- 訓読み もと(常用外)はじめ
の読み方があります。
「元凶」の「元」を「ガン」と読み、「がんきょう」と読んでしまうのは間違い。ということは・・・
正解はこちらです。
「げんきょう」です。
“諸悪の根源”を表す「元凶」は「げんきょう」と読みます。
出典>>「がんきょう」は間違い!「元凶」の正しい読み方、知っていますか?
第2問:「必定」の読み方、知っていますか?
「必」も「定」も日常生活でよく見かける漢字です。ただ「必定」と書かれていたとき「あれ、なんて読むんだろう?」と戸惑う人も少なくないのでは?「ひってい」と読んだ人もいるかもしれませんが、「ひってい」は不正解です。
まずは正解を見てみましょう。
正解は…
「ひつじょう」と読みます。
「必定」の意味は
[名・形動]
1 そうなると決まっていること。必ずそうなると判断されること。また、そのさま。
2 仏語。必ず成仏(じょうぶつ)すると定まること。
[副]きっと。かならず。出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。例文には「味方の勝利は必定だ」などが挙げられています。
★「必」がつく言葉の豆知識
「必定」は“そうなると決まっていること”を表しますが、
- 必要(ひつよう)
- 必須(ひっす)
- 必至(ひっし)
- 必死(ひっし)
の違いは何でしょうか。
簡単にまとめると以下のようになります。
- 必要…なくてはならないこと。どうしてもしなければならないこと。
- 必須…必ず用いるべきこと。欠かせないこと。
- 必至…必ずその事がやってくること。そうなるのは避けられないこと。
- 必死…必ず死ぬこと。死ぬ覚悟で全力を尽くすこと。
「必至」と「必定」はよく似た意味合いがありますが、「必定」には“仏語”としての意味合いが強く「運命的にそう決まっている」という響きから、「必至」のほうが一般的に用いられている印象があります。
出典>>「ひってい」ではありませんよ!「必定」の読み方、知っていますか?
第3問:「発足」の読み方、知っていますか?
「発足」とは
1 組織や機構などが設けられ、活動を始めること。
2 出発すること。出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
問題はこれを「はっそく」と読むか、「ほっそく」と読むかです。まずは正解を見てみましょう。
正解は…
一般的な読み方では「ほっそく」が正解です。
ただし「はっそく」が間違い、というわけでもありません。『デジタル大辞泉』(小学館)では、先ほど紹介した意味の後ろに必ず“はっそく”と記されていますし、『大辞林第三版』(三省堂)では、「発足(はっそく)」の項目に“「ほっそく(発足)」に同じ。”とあります。
「発」の読みは
- ハツ 漢音 隋唐時代に遣唐使や留学僧などにより日本に伝えられたもの。
- ホツ 呉音 漢音以前に日本に伝えられた字音
とされています。佐藤喜代治『日本の漢語』(角川小辞典28)に「発」の読みの歴史的変遷を調べた内容が記載されているのですが、そこには、仏教用語に用いられることが多かった呉音の「ホツ」がかつては優勢で、仏教に関する書物に出てこない言葉も呉音で読まれることが多く、近世になるにつれて漢音「ハツ」が優勢となっていったものの呉音で読むものも残った、ということでした。
「かつては『ほっそく』こそ慣用読み(本来の読み方とは違う読み方が、一般に広く普及し定着した読み方)だった」という説もあるようですが、NHK日本語発音アクセント辞典には「発足」は「ほっそく」と記載されています。
「はっそく」は決して間違いではありませんが、現在一般的に定着しているのは「ほっそく」。どちらで読むべきか悩んだときには「ほっそく」と読むことをおすすめします。
出典>>あなたはなんて読む?「発足」は「はっそく」?「ほっそく」?スポンサーリンク
【注目の記事】
- 女性の毛髪への新アプローチ「S-DSC毛髪再生医療」とは?「毛の成長を促す起点となる細胞の一つを移植する」治療への期待を専門医に聞きました
- 形がきれい!合わせて着るだけで上品見えする【ユニクロ】の黒セットアップ【40代の毎日コーデ】
- 運動嫌いだった56才、ゆがみを整えたら「ネガティブな性格」を卒業できた。「離婚から立ち直り、推し活も始めました」【鬼軍曹ゆか様ダイエット】
- 48歳独身女性、立ち上がろうとした瞬間「あれ??」。このめまい、もしかして「更年期」なのかな?【マンガ100人の更年期R】
- 「まさか、私が乳がんに?」53歳でがん告知。抗がん剤で動けないつらい日々に、私を支えてくれたものとは
- 大人気【ユニクロ】ワイドスウェットパンツ。オシャレな人が購入しているカラーとは【40代の毎日コーデ】
- 「意地でもシミを増やさない」紫外線対策4つのポイント。「日傘だけでは不十分!?」50代美白のカリスマ美容家さきめぐ先生に聞いた
- 【熱中症搬送数激増中】実は6月下旬からの「高湿度」が最も危険!「さぼると熱中症リスク激増」の意外すぎる習慣とは?
- 「私の老化度、本当に54歳ぶんなのかな?」更年期以降は全員が気にしたい「自分の生物学的年齢」を計ってみたら衝撃的すぎる結果に
- 「体温が1℃下がると太りやすくなる」問題が、更年期世代の女性にとって特に深刻なのはなぜか?「お風呂に入る前たった1分でできるヤセ習慣」とは?【石原新菜先生が解説】
- 超激務ヘアメイク藤原美智子さんが「42歳で思い切って変えたこと」その顛末は?「顔も体も片側だけ引き攣った状態になるまで」働いて
- 「更年期のあと」ってどうなりそうですか?54歳コンビが語る「ここまでは冗談みたいにしんどかったけれど」の話
- 43歳、新しい職場で心が折れた。でも、25年ぶりにピアノを弾いたら胸が熱くなって──そこから私の転機が始まった
- 更年期後に「消える症状」と「そのまま残る症状」って?7万人のデータが教えてくれる「更年期の真実と、これからの人生」
- 更年期、どうやって乗り越える?運動、食事、サプリ、そして注目成分「ゲニステイン」まで、更年期の専門医が教えます
- 今の生活が「しんどい」なら「命の前借り」をしている証拠。知らずに「疲れを溜めてしまう」生活習慣とは【医師監修】
- 【徹底検証Hip Fit】はいて1日23分、ながらで使える手軽なヒップトレーニング!SIXPADの女性向けショーツタイプEMSで「ヒップから健康」は叶う?
- 「1年で約6倍」老化スピードが速い人と遅い人、その違いは?美人女医が伝えたい老化を早める3つの原因【医師監修】
- 「一度使ったらやめられない」人気スタイリストも40代編集もリピ買い中の『涼ブラ』って?「滝汗でも不快感なし」「つけ心地がラクなのに~」続々と魅了される理由とは?