【40代編集部長の婚活記#259】元カレから復縁をせまられ、40代独女が出した答えは?
その人に合った体型でいい
ジッと私の頭からつま先までを見回す。ジェントル「1kgやせたってことは……いま、◯kg(←自主規制)くらいでしょ?」
アサミ「え」
まさかのズバリの体重を言われて驚く。彼にリアルな体重を教えたことはないのに! なんて鋭い!!
ジェントル「当たった?」
誤差すらない正確な数字すぎて驚く。
アサミ「なんでわかるの?」
ジェントル「そばで見ていればだいたいわかりますよ。仕事でプロダクトデザインをやっているから、モノの形で重さを類推したりするからね」
アサミ「恥ずかしい!」
美しさの価値基準
ジェントル「アサミさんはあと1~2kg太っていいかな。そのくらいなら洋服もキツくならないでしょ」
アサミ「まぁ、だいたい大丈夫ですけど……お腹はけっこう苦しくなりますよ」
ジェントル「女性は二の腕、お腹、お尻を細くしたい、やせたいって言う人が多いですけど、そこにお肉がついているのが健康の象徴だし、美しいのに。男性にはない曲線美なんですから」
アサミ「確かに」
ジェントル「やせていることが美しいんじゃないんです。本質的な美の価値基準って、健康的だったり、その人に合っていることなんじゃないかな」
彼の言葉は、少なからず体型にコンプレックスをいだいていた私に、ちょっとだけ自信を持たせてくれた。プニプニしているお腹も彼がいいと言ってくれるなら、これはこれでいいかとちょっとだけ思わなくもなかった。
一緒にいて学びがある
海外生活が長いからだろうか。彼の価値観は、日本にずっと住んでいる私とはちょっと違うと思った。一緒にいると学びが多い。だからこそ彼が好きだし、尊敬できる部分でもあった。
ジェントル「このお店はね、デザートも美味しいんです」
アサミ「あら!」
ジェントル「今日はデザート食べるよね?」
アサミ「はい。再会のお祝いに」
ジェントル「何がいい? 選んで」
そう言って、店員さんにデザートメニューを持ってくるようお願いした。
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