【40代編集部長の婚活記#263】ホントに私でいいの? 彼とくらべて感じた「劣等感」

2021.08.18 LOVE

ドキドキしながら向かう

土曜日、歩いてスマホの地図アプリで目的地を彼の家に設定する。歩いておよそ20分と表示された。彼は15分ちょっとと言ってたけれど、もうちょいかかるな。

ちょっと寒いけれどよく晴れた日。いい運動になりそう。

恋人の家にむかうときはなんだか足取りが軽やかだ。会えることがうれしいし、ドキドキ、ワクワクしている。会社に行くときの足取りとは段違いだ。あ、仕事は好きなんだけど(苦笑)。

いままで通らなかった道を歩く。景色が新鮮だ。こんなところにステキなお店がある! いつか彼と一緒に来てみたいな。こんなところにキレイな花が咲いている! 彼にも見せたいな。

そんなことを考えながら歩くこと約20分、彼の新しい家に到着した。

 

引っ越したばかりの家へ

事前に教えてもらっていた部屋の番号を押す。インターホン越しに彼の声が聞こえた。

ジェントル「はーい」

アサミ「アサミです。到着しました」

ジェントル「はーい。開けますね」

集合玄関を入り、エレベーターで彼の部屋もフロアへ行く。その道程も前の部屋とは違ってなんだか新鮮。部屋の前まで行くと彼がドアを開けて待っていてくれた。

ジェントル「迷わなかった?」

アサミ「うん。このあたりは何度か来たことあるし」

 

完全にファミリー仕様の部屋

ジェントル「ホコリっぽいけどごめんね。入って」

アサミ「おじゃまします」

まずはリビングへ通される。

アサミ「ひろーい!」

ゆったりとしたリビング・ダイニング。完全にファミリー仕様の部屋だわ。彼はここに一人で住むのね。あ、いつか娘さんと住む想定か。

アサミ「リビングはもう片付いてるじゃないですか」

ジェントル「頑張って片付けたの」

 

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