【40代編集部長の婚活記#270】イヤな予感! 突然、彼から呼び出されて…
日本のビジネスに向いてない?
ジェントル「いまのボス、いい人なんだけどさ。日本の企業って結局、調整型なんだよね」
アサミ「調整……。確かにそれはあるかもね」
ジェントル「白か黒かの選択なのに、どっちでもない“グレー”になるの。理解できない」
アサミ「うん」
お仕事あるあるよね。A案とB案の折衷案とかよくある話。
ジェントル「グレーで進める仕事でいいものはできない。だったらやらないほうがいいのに」
アサミ「相談しながらまとめていく、みたいなことね」
うーん。むしろ私も、折衷案的な調整をすることはあるからなぁ……。彼のボスの気持ちはよくわかるけど。
ソレ「お仕事あるある」よね
ジェントル「そんなことばかりが続いてもう、やれやれなの」
アサミ「それで疲れちゃった」
ジェントル「ま、今回に限らないけどね。一事が万事そんな感じで」
アサミ「仕事がやりにくいよね?」
ジェントル「ホントやりにくい」
彼の言っていることもわかる。けど、彼のボスの言っていることもわかる。でもいまは、彼に寄り添うことが大事よね。下手な意見とかアドバイスじゃなくて、精一杯彼を受け止めよう。
アサミ「あなたはとても頑張ってるわ」
そう言って、彼の手に手を重ねて、やさしく撫でてみた。少しでも心が癒やされたらいいなと思って。
癒やしてあげたい
ジェントル「やっぱり僕、日本が合わないのかな」
アサミ「そう?」
ジェントル「海外での仕事ではこんな風にめんどくさいことはなかった」
アサミ「そうなのね」
ジェントル「いまの会社、辞めようかなぁ」
おっと、辞めたい! まぁ、彼はいくつも会社を渡り歩いているし、独立しても仕事がくるだろうから。
アサミ「それもいいかもね」
ジェントル「転職しようかな」
アサミ「いいんじゃない?」
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