【40代編集部長の婚活記#270】イヤな予感! 突然、彼から呼び出されて…

2021.10.06 LOVE

日本のビジネスに向いてない?

ジェントル「いまのボス、いい人なんだけどさ。日本の企業って結局、調整型なんだよね」

アサミ「調整……。確かにそれはあるかもね」

ジェントル「白か黒かの選択なのに、どっちでもない“グレー”になるの。理解できない」

アサミ「うん」

お仕事あるあるよね。A案とB案の折衷案とかよくある話。

ジェントル「グレーで進める仕事でいいものはできない。だったらやらないほうがいいのに」

アサミ「相談しながらまとめていく、みたいなことね」

うーん。むしろ私も、折衷案的な調整をすることはあるからなぁ……。彼のボスの気持ちはよくわかるけど。

 

ソレ「お仕事あるある」よね

ジェントル「そんなことばかりが続いてもう、やれやれなの」

アサミ「それで疲れちゃった」

ジェントル「ま、今回に限らないけどね。一事が万事そんな感じで」

アサミ「仕事がやりにくいよね?」

ジェントル「ホントやりにくい」

彼の言っていることもわかる。けど、彼のボスの言っていることもわかる。でもいまは、彼に寄り添うことが大事よね。下手な意見とかアドバイスじゃなくて、精一杯彼を受け止めよう。

アサミ「あなたはとても頑張ってるわ」

そう言って、彼の手に手を重ねて、やさしく撫でてみた。少しでも心が癒やされたらいいなと思って。

 

癒やしてあげたい

ジェントル「やっぱり僕、日本が合わないのかな」

アサミ「そう?」

ジェントル「海外での仕事ではこんな風にめんどくさいことはなかった」

アサミ「そうなのね」

ジェントル「いまの会社、辞めようかなぁ」

おっと、辞めたい! まぁ、彼はいくつも会社を渡り歩いているし、独立しても仕事がくるだろうから。

アサミ「それもいいかもね」

ジェントル「転職しようかな」

アサミ「いいんじゃない?」

 

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