「目が覚めた瞬間、ぐったり疲れてる」54歳が襲われた睡眠トラブルの正体【100人の更年期#59前編】

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閉経の前後5年を一般に、更年期と呼びます。日本人の閉経の平均年齢は50歳なので、45-55歳の世代は更年期に当たる人が多いもの。身体の不調に苦しみ「更年期障害」の状態に至る人もいます。

 

私ってもう更年期なの?みんなはどうなの?

 

オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、そのあり方を取材しています。(ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです)

【100人の更年期#59】

ユリさん

54歳 千葉県在住。5歳年上の夫、22歳の息子と3人で広々とした一戸建て住まい。3年前に長年勤務した会社を退職、現在は長年の取引先からの仕事をフリーランスとして受託中。趣味は39歳のときに始めたジャズダンス。

 

50歳、「暑い・寒い」体温調節がうまくいかなくなった

「私の場合、まだ閉経には至っていませんが、更年期症状はどんどん強まってきています。ここしばらく更年期にまつわる情報を集めていましたが、やはりホルモン補充療法を試そうかなと思い始めたところです」

 

そう話し始めてくれたユリさん。更年期症状を最初に意識したのは今から4年前、50歳のときでした。

 

「真冬に暖房のきいたオフィスで仕事をしていて、ある日私一人だけが暑い!暑い!暖房を下げてください!という状態になったんです。ところがその数日後には、寒い!寒い!と正反対になりました」

 

たまたま隣の席も50歳の女性で、彼女も同じように暑い寒いと言っていたそう。

 

「私たち体温調節がうまくいってないねと二人で笑いました。これがたぶん更年期の入り口でした」

 

51歳、それまで経験のなかった「不調」がじわじわと表面に

51歳のころにはイライラしやすくなった自分に気が付きました。ちょうど会社を退職してフリーランスになり、時間的に余裕ができたころでした。

 

「そういえば最近胃も痛むし、検査をしようと病院に行ったんです。念のため消化器全体を大腸まで調べてもらったら、なんと大腸ポリープが見つかりました」

 

このポリープそのものは良性でしたが、子どものころからスポーツ大好き、健康優良児と自認していたユリさんにとって、自分の身体に不調が起きるということそのものが青天の霹靂でした。

 

筋肉の衰えも実感し始めました。51歳で大好きなジャズダンスのレッスン中に肉離れを起こして1か月以上動けなくなったのをきっかけに、たびたび軽い肉離れを起こすように。

 

「ジャズダンスは39歳のころ、椎間板ヘルニアをきっかけに始めした。再発防止のため筋肉をしっかりつけようと医師に言われ、ジムで筋トレを始めたのですが、そのうちスタジオでやっているジャズダンスが楽しそうだなって気がついて。さっそく参加して、そこからハマりました」

 

この10年、もっと美しくパフォーマンスするために、食事も生活もいささかストイックに管理してきました。常に周囲と切磋琢磨しあい、何度か教室も変えました。

 

「なのに、加齢には抗えませんでした」

 

ここのころからユリさんの不調はさらに加速していきます。10代から20日周期と早いながらも正確に続いていた生理周期が乱れ始め、52歳では2か月に1回と伸びました。そして、時おり大量出血にも見舞われるようになりました。

 

52歳、突如として襲われたアトピー性皮膚炎。原因は

「52歳の夏、突然アトピー性皮膚炎になったんです。あとから思えば原因はストレスなのですが、修行僧のようにものごとに取り組む私にとってはこの程度のことはストレスじゃないよねという意識がありました。でも更年期症状はメンタル管理で何とかなるものではありませんでした」

 

ストレスのいちばんの源は当時受けていた仕事の担当者でした。加えて、いろいろな事情があり、ユリさんは一時期息子さんと2人で家を出て賃貸に暮らしていたのだそう。そんなある日、頭皮にぷつぷつと小さくて痒みの強い湿疹ができました。この湿疹を寝ている間にかき壊してしまったところ、見る間に頭皮全体に。

 

「1週間ほどで身体にも広がっていきました。息子もアトピーに苦しんだし、私も血液検査ではアレルギーが出ていたので、アトピーだなと」

 

この痒みは恐ろしく辛かったとユリさんは振り返ります。

 

「何をしていても、仕事をしていても辛い。夜は眠れないくらい痒いので全身に冷えピタを張り、仕事中はアイスノンを全身に張り……でも、ダンスに行くと元気になるんです。私の人生にダンスがあってよかった。私はダンスでバランスをとっていたのだろうと思います」

 

皮膚科で外用だけでなく内服のステロイドも処方してもらい、根気よく飲み続けて治療。同時にストレスを1つずつ見直し、ストレス源である仕事も変えて生活を改善していくうち、半年ほどでアトピー症状が治まり始めました。

 

「家を出て半年の間でいろいろな問題が解決しつつあったので、思い切って家に戻りました。これもアトピー改善のきっかけになりました。ストレスから逃げるために家の外に出たのですが、外にいても家にいてもストレスの総量は同じで。だったら、少しでも身体を休められる、広くて足の伸ばせる浴槽のある家のほうが身体によかったということでしょうね」

 

こうして一難去ったと思いきや、また一難。いよいよラスボスともいうべき「疲労感」がやってきたのです。

 

つづき>>>ラスボス「疲労感」とはいったい何なのか?ユリさんが襲われた症状は
       

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この記事を書いたのは
OTONA SALONE編集部 井一美穂

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