「何をやっていいのかわからない」のではなく「絞れない」だけです!【キャリアの棚卸#4】

2022.04.08 WORK

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40代に入り、会社員生活の残りが20年を切りました。ちょっとだけ生活が落ち着いてきた人が次に考えるのが「この先どういうキャリアをどう積んでいくか」。この仕事をこのまま続けていくのか? 他の道を歩んでいくのか?

女性のセカンドキャリア研修を手掛ける株式会社Next Storyの代表、西村美奈子さんにお話しを伺いました。

【何から始めればいい?40歳を過ぎたら考える「キャリアの棚卸」のこと】

「やりたいこと」「やりたい分野」が決まっている人ならば

セカンドキャリア研修生の3タイプ「やりたいことが決まっている」「やりたい分野がきまっている」「何をやっていいかわからない」のうち、残る前者2つに当てはまる方についてもお話しましょう。

 

「やりたいことが決まっている人」は、あと一歩が踏み出せないだけの人だとも言えます。そんな人は今の仕事からすぐに切り替えることを考えずに、まずはソフトランディングをめざしましょう。副業ですね。休みの日を利用してまずは始めてみる。そうすれば様子もわかってきます。手応えがあり、上手くいきそうであれば少しずつ比重を移していく、いつかはそちらが本業になればいい。

 

まだ、40代50代で企業に現役勤務中なので、定年まではいまのまま勤務し、その間に準備をするという人もこのグループには結構います。それもアリです。

 

いちばん多いのは「やりたい分野が決まっている」人です。たとえば、子どもの食育に関わることがやりたいけれど、具体的に自分が何をすればいいのかがわからない、健康に関わることをやりたいけれど、具体的にどんなことができるかがわからないという人。

 

研修中に背中を押されて、ウェルネスコーチになると決めた人がいました。現在は休みの日を利用して地元でコーチをしています。今後はオンライン化も検討していて、先々は独立する予定です。このように周囲に刺激を受け、押されることは大事です。

 

「何をやっていいのかわからない」のではなく「絞れない」だけ

さて、案外多いと申し上げた「何をやっていいかわからない」人は、「私は何もやりたいことがなくて恥ずかしい……」というような自己否定的な考えに陥りがちですが、実は逆です。この人たちは「興味がいっぱいありすぎて絞れない」んですね。

 

全体の2~3割くらいがこのタイプです。自分に自信が持てない人もいる一方で、とりあえずやりたい分野がまったく思い浮かばないという人もいます。

 

研修では「何でもいい、とにかくいま気になることで少しでも動いてみましょう」とアドバイスをします。あるとき「資格の勉強を始めました」と言ってくれた人がいました。でも、しばらくたって「やっぱりやめました」と報告がありました。これ、アリなんです。自分で動いて、試してみた結果、これではないとわかった。第一歩です。

 

キャリア研修の受講生の中に「3つの名刺を持ちたい」と言葉にした方がいました。現在は自分の会社、他社の社外取締役、若い人の支援の勉強と、まさに夢をかなえましたが、その道は決して平坦ではありませんでした。

 

思い迷う中、彼女が違ったのは、いろいろ動いていた点。キャリア研修だけではなく、起業スクールにも通い、さまざまな体験をして、最終的にこれまでの仕事とは縁のない分野に進みました。

 

最近私はよく言います。

 

「みんな、本当にやりたいことが見つからないんですって言うけど、見つけなくていい。とりあえずやりたいことやっていけばいいじゃない」。

 

これをお話している私だって、本当に一番やりたいことがセカンドキャリア研修なの?と聞かれるとちょっと自信がない。でも、「今はこれ!」って思ってます。

 

みんな「本当にやりたいこと」は一つしかないと思っていて、それを見つけなきゃと焦っています。でも、そのたった一つを探すのをやめて、とりあえずやりたいことをやってみればいいんです。

 

やっていると、「好きかも?」と思える瞬間があると思うんです。でも「それがあなたの絶対唯一の本当にやりたいことか?」って詰め寄られると、どうだろう……?ってなりますよね。でも、そのくらいの何かでいい。

 

NEXT>>>日本の働く女性って「本当にやりたいことを探す」呪縛にかかっているんです…

>>>このお話の続きは総集編でお読みいただけます!

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お話/西村美奈子さん


株式会社 Next Story 代表取締役 富士通グループ在職中から「マチュア世代の働く女性のセカンドキャリア」をテーマ に研究に従事。早期退職後、自身の経験と研究をベースに会社設立。昭和女子大現代ビジネス研究所研究員、2級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格)

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この記事を書いたのは
OTONA SALONE編集部 井一美穂

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