峯岸みなみさんに「沼る」気持ち【スタイルブック・編集ここだけの話 その2】

2022.09.20 LIFE

「短所ネガティブ 長所ネガティブ」の取材中、自然と“みぃちゃん”って呼んでることがありました。いつもは“峯岸さん”なのに。ふと気づくと友達くらいの距離感になっていて「この後コーヒーでも飲みいかない?」って言いだしそうな自分がいました。

気づくと人の懐にひょいっと入り込んでくるような、猫みたいな人です。小嶋陽菜さんが「なんか気づいたら面倒みちゃってる」そう言う理由がわかる気がしました。確かに空気を読みすぎて、一歩下がってしまうところもあるけれど、「人に心を開くのにすごく時間がかかる」という峯岸さんの言葉に若干の疑問も感じています(笑)。あなた、結構愛され力高めですよ、って。

 

特別な親近感を感じさせるひと

撮影の合間、峯岸さんとはじめましてのメイクさんが「昨日メイク落とさずに寝ちゃったって言うから、ちゃんとしなさい!って怒っちゃったよ~(笑)」ってキャッキャしてました。スタイリストさんは「表参道でばったり峯岸さんに会って、声かけてくれたんだ~♪」ってLINEで自慢してきました(笑)。

極めつけは、撮影で使わせてもらったレストランで働くお母さん。朝そのレストランで撮影をして、違う場所に移動し、夕方偶然にも同じレストランの前に戻ってきたとき、お母さんがトコトコ駆け寄ってきて「みなみちゃん、一緒に写真撮ってくれてありがとう!」とお店のオリジナルキーホルダーをプレゼントしてくれました。微笑ましくその光景を眺めていましたが「峯岸さんに沼るその気持ち、わかりますよ」と心の中で古参マウントとってました(笑)。

芸能人、元アイドルだということを時々忘れてしまう、特別な親近感があるんです。

 

ところが「ダンスが好き」というページの撮影をしたときに、いつもとは全然違う峯岸みなみが現れました。水色の衣装に身を包んで、アドリブでカメラの前で踊ってくれたんですが、それがもうすごすぎて。しなやかで、なめらかで、かっこよくて、本当にきれいでした。当たり前だけどすごくダンスが上手なんです。語彙力がどっかいっちゃうくらい。ギャップを目の当たりにして鳥肌が立ちました。静止画でダンスを伝えるのは難しいかと思っていましたが、心配無用でしたね。本に掲載された写真を見ていただければ、その美しさを感じてもらえると思います。

 

こだわりとストイックな一面

そして、こだわるところはとことんこだわる人。とってもストイックな一面に、刺激を受けることも多くありました。

 

例えば写真に関することや本の構成などに関しては、「皆さんにおまかせします」と、わりとスタッフにハンドルを握らせてくれることが多かったように思います。(こちらに任せてくれる器量の大きさが根底にあるとは思いますが)

だけどその反面、すごくストイックだったのが「自叙伝ページ」の原稿です。毎日毎日、空き時間や移動時間、そして朝方までずっと原稿を書いて「やっぱりここは変えたい」「これは漢字のほうがいいな」「この書き方だと誤解を生むんじゃないかな」と細部にまでこだわった修正を何度もやり取りする毎日。愚痴も言わずに取り組んでくれている姿勢に、ライターとしてとても刺激を受けました。おかげで、その当時の温度がそのまま伝わる自叙伝が完成したと思います。もう読んでくれた方はきっと「うんうん」とうなずいてくれていると思います。

 

文章を書くお仕事をもっと増やしていきたいとおっしゃっていましたが、これを機に間違いなく増えるだろうなと思いました。峯岸節を世にとどろかせてほしいです!

 

可愛いは当たり前じゃない!

あと忘れちゃいけないのがダイエットにもストイックなところ。撮影1日目、「もう少し絞らないと」と炭水化物と塩分をいっさい摂らないんです。フルーツだけをつまんでいました。その生活を約3日続けていたそうです。ちゃんと努力してるんだな、可愛いは当たり前じゃないんだなっなって改めて気づかされました。(その間スタッフたちは海鮮弁当を楽しんでました…。反省してます)

おかげで露出が多い衣装での撮影では、だれもが認める美ボディを披露してくれました。

だけど撮影終了後「もう食べちゃお~ッ!」って言いながら、幸せそうにお弁当を食べる姿が可愛かったです。

自分の魅力は受け手次第で変わる

友達みたいな親近感がありつつも、周りを圧倒するオーラがある。

自信がないといいつつもストイックに結果を求めて努力をする。

そんなふうにいろんな表情とギャップがあるところが峯岸さんの魅力の一つだと思いました。きっと峯岸さんはその魅力に気づいていないかもしれません。だって自分のどこに魅力を感じるかは受け手次第だから。

だからこそネガティブでいいんです。自己肯定感も低くてもいいんです。自信がなくてもいい、空気を読みすぎる性格も……全部そのままでいい。きっとそんな自分を楽しんでくれる人、好きになってくれる人が現れるから。こんなふうにポジティブに思えるようになったのは、みぃちゃんのネガティブのおかげなんです。

文/豊澤恵

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この記事を書いたのは
主婦の友社 編集者 一久保法士

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