「きわい」ではありません。「際疾い」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「際疾い」です。
「際疾い」の読み方は?
「疾走(しっそう)」や「疾病(しっぺい)」などの言葉に用いられる「疾」ですが、「際疾い」を読む際には「疾」の音読み「シツ」は当てはまりません。「際」の読み方から「際疾い」を「きわい」と読みたくなるところですが、残念ながらそれも不正解。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「きわどい」です。
「際疾い」とは
1 悪い事態になりそうな、危険な状態である。また、事態が不安定で、すれすれの状態である。
2 もう少しで卑猥ひわいになりかねない。
3 はなはだしい。また、過酷である。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「疾」には
①やまい。わずらい。
②やむ。なやむ。くるしみ。
③にくむ。ねたむ。
④はやい。すばやい。はげしい。出典元:疾|漢字一字|漢字ペディア
という意味があります。
「疾」は音読み「シツ」以外に、全て常用漢字表外の訓読みではありますが、
- やまい
- や(む)
- やま(しい)
- にく(む)
- はや(い)
- と(し)
- と(く)
と読みます。
では、ここで問題です。「疾っくに」はなんと読むでしょうか?訓読みをひとつひとつ当てはめていくうちにしっくりくる読み方が出てくるとは思いますが、意味を知るとすんなり読み方がわかるはずです。
「疾っくに」は「ずっと以前に。はやくに。とうに。」という意味です。例文には「奥様は疾っくにご存じですよ」が挙げられています。
正解は……
「とっくに」です。
漢字で表すとこう書くんですね!
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