新小6、記念に「開成中」模試受けてみた!驚きの結果は…?【のほほん母の中学受験2024】#3

2023.04.06 WORK

フリーライターの母・モコと、新6年生の息子の受験奮闘記の3回目。今回は「早稲田アカデミーのNN志望校別コースに行きたい中学校がない。そこでとった我が家の選択」についてお伝えします。

その前に、母・モコの「のほほんエピソード」をひとつ。

【連載・のほほん母さんとちゃっかり息子の中学受験@2024】第3話

 

Dear自分:受験票には必ず目を通すように。特に時間間違いは命取りだよ

約1年前、組み分けテストを受けに行った時のこと。テストが午後からだったため、早めに行って会場の周辺でお昼ご飯を食べることにしました。そしてその日はとても天気がよかったので「コンビニでお弁当を買って、外で食べよう!」ということに。

 

ぽかぽか陽気の下、公園のベンチでほのぼのとご飯を食べていた私たち。食後は息子は(テスト範囲の復習をするわけもなく)ポケモンGOに夢中。そして時間が近づき私たちはテクテクと会場に向かいました。

 

時間通りに会場に着いたものの、なぜか誰もいない…。会場前の道路にも人っこひとりいないし、建物の中にも誰もいません。「おかしいな、ここで合ってる?」と思いながらも、大声で「すみませーん!」と叫んでみました。それでも誰も出てきてくれません。

 

ホールの横に階段が見えたので2階に上がってみました。そこである教室から先生らしき人が出てきて「君、組み分けテスト受けるの?」と。

私たち「はい」

先生「え、急いで!もう始まってますよ!」

 

…やっちゃいました。「試験開始時間」を「集合時間」だと間違えていたんですね。ついさっきまで公園でアホヅラしてひなたぼっこをしていた自分たちと、真顔の先生のギャップに笑うしかなかったです。

 

あ、息子は特に怒らなかったですよ。呆れてはいましたが。

 

NN志望校別オープン模試、記念に「開成中」受けてみた

先月、新小6年になったということで「NN志望校別模試」なるものを受けてきました。NN志望校別コースとは、早稲田アカデミーが設けている「難関校合格に必要なことを考え尽くした、何がなんでも合格したい人のための特別コース」です。

 

男子生徒向けには「開成」「麻布」「武蔵」「早稲田」「早稲田実業」「早大学院」「慶應」「駒場東邦」「渋谷幕張」の9校が開講されることになっていて、それらの学校を志望する生徒たちが選抜され、通常授業とは別のクラス編成で切磋琢磨するというものです。

 

そしてそのNNコースに入るための選抜テストが「NN志望校別オープン模試」というもの。

 

息子、小5の後半から安定してSクラスをキープできているということもあり、力試しの意味も含め「開成クラス」と「早稲田クラス」のテストを受けてみました。結果としては、開成はギリギリのところで資格を得ることができず、早稲田は無事資格を得られました。

 

志望校ではない学校のNNコースを受講するのは、ぶっちゃけ遠回り…?

NN志望校別模試の結果が出たところで家族会議。結論から言うと、息子は「NNには行かない」ということになりました。

 

その理由は、「志望校ではない」から。

 

先述の通り、早稲田アカデミーのNNコースは男子の場合、9校分が用意されています。しかし、現段階での息子の志望校は「海城」か「渋谷渋谷」。NNコースはどちらも開講されていません。

 

ちなみに息子の志望校がなぜこの2校かというと、英語の取り出し授業があるからです。帰国生入試も行っていて、英語が得意な生徒がたくさん通っているため、そういった生徒に向けたハイレベルな英語の授業が行われているのがこの2校なのです。

 

NNコースにある9校は、帰国子女に向けた特別な英語の授業は行われていない(※)ので、息子の「高いレベルの英語の授業を受けたい」という希望には合っていないかな、と。

(※モコ調べ。早稲田実業は英語の少人数取り出し授業があるという情報があるものの、学校のHPにもはっきりとした記載がないので詳細は不明)

 

もちろん自分の学力レベルに合ったNNコースに入り、志望校ではない学校の対策授業を受けたとしても、広い視点で見れば力はつくと思います。授業のレベルも質も高いだろうから。でも「それってやっぱり最短距離ではないよね」という結論に家族で至り、最終的に「NN早稲田」は受講しないことにしました。

 

それが最短ルートなら他塾を併用するのも全然アリ!

早稲田アカデミーのNNコースは、定期的に日曜日に実施されています。つまりこれを受講することで現在週3日の塾通いが週4日になり、おのずと勉強時間が増えることになります。ぶっちゃけ日曜日家にいても、なかなか長時間は机に向かえないですよね。日曜日に半ば強制的に塾に行くことは親からしては望ましいことだし、ぜひ学習スケジュールに組み込みたいものです。

 

ただ我が家はNNコースを受講しないと決めたため、日曜日のスケジュールを埋める手段を他に探さないといけなくなりました。

 

情報を取りに行くことが苦手で、日々仕事に追われている私は、なかなか情報収集まで手が回りません。どこに息子に合った対策をとってくれる場所があるの? 誰か教えて〜! ということで数少ない塾のママ友に相談し、「海城対策コース」や「渋谷渋谷対策コース」を開講している塾を教えてもらいました。今そちらの塾に問い合わせをしつつ検討しているところです。

 

ちなみに早稲田アカデミーの先生には「NNコースに行かない代わりに、別の塾を検討しています」と正直に伝えました。すると「日曜日だけ他塾の特別コースを受ける生徒さんは、そこそこいらっしゃいますよ」とのお返事が。そうなんだ。でもそれ、最初に私が相談したとき言ってくれなかったよね…。

 

そう。塾というところはさまざまな相談に乗ってくれると思いますが、他塾を紹介することは基本的にはないと思います。少なくともうちの息子が通っている校舎はそうでした。塾に聞けばなんだって最善の方法を提案してくれるであろう、という私のようなアマちゃんな考えは6年生になると捨てた方がいいかもしれません。

 

第3回は、いよいよ受験学年になり、自分の子供に合った最善の勉強法を見極めるために親がすべきことを、我が家の場合としてご紹介しました。ラストスパートで課金とともにブーストする家庭もあれば、引き際を確信して中受から離脱する家庭もあります。

 

誰々がやっているからうちも、と歩調を合わせておけばそれなりになるのは5年生まで。「必要なことしかやらない」と腹をくくり、志望校合格に直結できる指導を得るためには、よそと比べるのではなく「うちはうち」のやり方で進んでいかないといけないと思います。そのためにはできる限り情報収集をしてその中から取捨選択をする。それが残された10か月の間に親がすべきことの一つなんだな、と感じています。

 

と言いつつ、そういうの一番苦手なんですが、私(笑)。つべこべ言わずやるっきゃない!

 

●今週のおしゃべり●

母「連載のネタが欲しいんだけど。我が家の勉強法で他の子と変わっているところってなんかある? 友達に指摘されるようなこと」

息子(漫画読みながら)「んー、どうやら夜ご飯以降に勉強してないの、オレだけみたいよ」

母「…そうだと思ってたよ。二月の勝者で見たもん」

息子は夕飯後、お風呂、漫画、ゲーム、就寝22:30がデフォです。

 

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