フライパン1つで作る、簡単なのに豪華なおもてなしメインレシピ

2023.07.29 FOOD

オーブンを持っていても、その都度予熱してじっくり焼き上げるのは意外に大変。ましてや、一人分のためにわざわざオーブンだなんて…… という人のために、「えっ、これ実はフライパンで作れるの?」というレシピをご紹介。

 

オーブンがなくてもOK!フライパンローストビーフ

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通常はオーブンでじっくり焼き上げるローストビーフですが、じつはフライパンがあればOKなんです! ちょっといい和牛はもちろん、お得な輸入ビーフを使っても、本当においしく仕上がります。ポイントは、牛肉を常温に戻してから焼くこと。かたまり肉を使わないと中心まですぐに火が通ってしまうので、少々たっぷりめの400gでのご紹介です。

■材料(作りやすい分量/4人分・1人分281kcal・調理時間約30分)
牛ももかたまり肉…400g
じゃがいも…1個
にんじん…4㎝
塩…小さじ½
こしょう…少々
サラダ油…小さじ2
A   赤ワイン…¼カップ、しょうゆ…大さじ1.5、はちみつ…大さじ1クレソン…適量

■作り方

1下ごしらえをする

牛肉は常温にもどし、塩、こしょうをまぶす。じゃがいも、にんじんは1㎝厚さの輪切りにする。

2焼く

フライパンにサラダ油を熱し、牛肉を入れて中火で転がしながら焼く。全体に焼き色がついたら肉をとり出す。フライパンの余分な脂をキッチンペーパーでふく。

3蒸し焼きにする

2のフライパンにじゃがいも、にんじんを並べて牛肉をのせ、水1/2カップを加えてふたをし、中火にかけて12~13分蒸し焼きにする。火を止めてそのまま10分ほどおき、とり出す。

4ソースを作る

3のフライパンにAの赤ワインを入れ、弱めの中火にかけてアルコール分をとばし、残りのAを加えて30秒ほど煮詰めてソースを作る。

5仕上げる

牛肉を薄く切り分けて器に盛り、じゃがいも、にんじんを添え、クレソンを葉先を摘んでのせ、4のソースを添える。 (料理制作・スタイリング/野本やすゆき)

 

すき焼きなべ不要、牛肉とにらのすき焼き風

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鉄のすき焼きなべはファミリー層でも持っているかどうか微妙なところ。もちろん、フライパンがあればOKです。肉も野菜もたっぷりなのに、材料をぱっと切ればだいたい完成するお手軽さもうれしい1品。

■材料(1人分・707kcal・調理時間約10分)
牛切り落とし肉…120g
にら…3本
にんじん…1㎝
しいたけ…2個
焼きどうふ…1/4丁(80g)
A しょうゆ…大さじ3、みりん…大さじ3、砂糖…大さじ1と1/2、水…1カップ

■作り方

1下ごしらえをする

にらは5~6㎝長さに切る。にんじんは厚みを半分に切って梅の型で抜き、ラップで包んで電子レンジ(600W)で30秒加熱する。しいたけは軸を除いてかさの部分に十文字の飾り包丁を入れる。とうふは4等分にする。

2煮汁を作る

なべにAを入れて火にかける。

3煮る

煮立ったら牛肉、とうふ、にんじん、しいたけを入れて中火で3~4分煮、最後ににらを加えてひと煮する。好みでとき卵をつけて食べる。 (料理制作・スタイリング/野本やすゆき)

 

ハーブで格上げ、チキンと野菜のローズマリー焼き

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いつものざっくりとした料理も、緑を添えると急にランクアップして見えます。特にローズマリーやタイムは「とりあえず」でもプラスしたいハーブ。オーブンで焼くと色があせてしまいますが、このオーブン焼き風ならフレッシュさを楽しめます。

■材料(1人分・411kcal・調理時間約15分)
鶏もも肉…1/2枚(120g)
じゃがいも…1/2個
パプリカ(赤・黄)…各1/8個
ズッキーニ…50g
にんにく…1/2かけ
ローズマリー(生)…2枝
塩…適量
こしょう…少々
かたくり粉…大さじ1
オリーブ油…大さじ1/2
あらびき黒こしょう…少々

■作り方

1野菜の下ごしらえをする

じゃがいもは皮つきのままくし形に切り、さっと水にさらす。耐熱ボウルに入れてラップをかけ、電子レンジ(600W)で1分30秒加熱する。パプリカは一口大の乱切りにする。ズッキーニは1㎝厚さの輪切りにする。にんにくは包丁の背を当ててつぶす。

2鶏肉とじゃがいもにかたくり粉をまぶす

鶏肉は6等分に切り、塩少々、こしょうを振ってかたくり粉大さじ1をまぶす。じゃがいもにもかたくり粉大さじ1をまぶす。

3鶏肉とじゃがいもを焼く

フライパンにオリーブ油とにんにくを入れて弱火にかけ、香りが立ったら中火にし、鶏肉を皮目から入れて焼く。脂が出てきたらローズマリーを加え、両面をこんがりと焼く。にんにくをとり出し、じゃがいもを加えて焼く。

4残りの材料を加えて仕上げる

じゃがいもがやわらかくなったら、ズッキーニ、パプリカの順に加えて焼き、焼き目がついたら火を止める。器に盛り、塩少々、黒こしょうを振り、あればローズマリーを添える。(料理制作・スタイリング/緑川鮎香)

 

文/井一美穂

本記事は2016年5月に初回配信されました

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