尿もれにまつわる読者のお悩み。中には離職せざるを得なくなった方も…【尿もれオンライン取材・全文ログ】#8

更年期世代から始まり、閉経後の女性の約半数に起こると言われている「GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)」。

ひらたく言うと尿漏れ、頻尿、性交痛など「おシモ」の諸症状のことですが、なかなか周囲に相談しにくく、ひとりで悩んでいる女性も多い問題です。

そこで今回オトナサローネでは、編集長イノイチ&編集部ノゾミに加え、「尿もれ師匠」SAY(セイ)さんをゲストとしてお招きし、読者の皆様と一緒に「尿もれ」の問題に関してオープンに話す公開オンライン取材を開催しました。

1時間半の取材を12本の記事に起こし、丸ごとお届けする本連載。この記事は8本目です!

 

読者アンケートから見えてくる、さまざまなお悩み

イノイチ:尿が下着についちゃうと洗濯では取れない、という声もあります。

 

SAY:私は常にパッドを付けてるから、下着はきれいよ。でもたまに忘れてて、「今日つけてなかった!」っていうときもあります。基本的にはずっとつけます。外すなんて恐ろしいこと……しませんよ!

 

イノイチ:体を動かして汗をかく仕事だけれど、水分を摂らないようにしているという意見もありました。これはつらいですね。

 

ノゾミ:それは、他の病気になりそうですね。

 

イノイチ:仕事中に何度も「トイレに行く」と言いづらい、ということですが、理由がなんであれトイレには行くと言える雰囲気を作っていきたいですよね。

続いて見ていきます。年齢が50歳くらいになると、「咳をしたときの尿もれ」、「在宅勤務で筋力が落ちて尿もれ」、などの体験を教えてくれる方が増えてきますね。「脱ぐのに時間のかかるワイドパンツなどは履けない」という声もあります。

 

SAY:私も経験ある~!ワイドパンツは、うっかりすると床についちゃうから、脱ぐのに気を遣って時間がかかるのよね。

 

イノイチ:年を重ねるごとに、このまま「大きなパッドに変えていかなきゃならないのかな」っていう気持ちでブルーになる……というご意見もありました。このへんはSAYさんどうですか?

 

SAY:私は今10cc~20ccくらい、でも50ccくらいのもつけてて、たしかに余りにもでっかいのは抵抗があるけど……。でも別に「年を重ねてサイズが増えるのが嫌」っていうのは無いですね。

 

ノゾミ:尿もれの量が増えていくかどうか、それも分かんないですもんね。

 

SAY:紙パンツは今はまだ抵抗有るけど、少々大きいパッドだったらね、使い分けたらいいですよね。

 

イノイチ:幸いにして、紙パンツの性能もグングン上がってますからね。もっと上がってくれてもいいですよね!

お次は49歳の方からのご意見です。仕事中や、通勤時の電車内での尿もれが気になりすぎて、更年期離職ならぬ、「尿もれ離職」をなさったと。

 

SAY:エェ~~、それは、かわいそう

 

イノイチ:師匠みたいに、「私は私」って思えるなら気にならないんでしょうけどね。私は気になるタイプだから、この人の気持がすごい分かります。ニオイも気になるし、パッドの購入もね。このひとは通販で買っていらっしゃるということですが、ネットで買える時代になっていてよかったです。

 

続いて若い世代も見てみると、まんべんなくお悩みを抱えた方がいらっしゃるんです。40歳より下は少ないかというと、前述の通りそういうこともない。「出産後」という言葉が、30代の方からは多く出てきています。

 

SAY:私、子どもたちと遊ぶとき、「鬼になって!」とか、「縄跳び一緒にやって!」って言われるけど、「SAYちゃんは駄目なのよ~」って断ってます。「どうして?」って言われるんですけど、「どうしても!」って言ってます(笑)

 

次のページ▶▶尿もれのタイプは3つある。あなたはどのタイプ? 最新の治療法もご紹介9月16日21時半公開!

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文/星雅代

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