【暮れの酉】占い〈11/20~26〉週間開運アクション&あなたに贈るお守りエッセイ

昔は親友もいたけれど、今は友だちがいないあなたへ

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僕は昔から友だちが多い方ではありません。学生時代でさえ、はしゃいでいる同級生たちをどこか冷めた目で見ていたので、青春と呼べるようなキラキラした時間はありませんでした。偶然、同じ年に同じ地域に生まれ、学力が近いというだけで1つの教室に詰め込まれ、さあ友だちを作れと言われても、たまたま電車の同じ両に乗り合わせたぐらいの違和感しか持てなかったのです。高校を卒業してすぐに占い師になったあとも、先輩占い師さんたちはいましたが、友だちという関係性ではなかったです。

 

そんな僕に友だちができたのは、30歳を過ぎたあたり。ライティング教室に通い始めたときです。
占い師としてはそれなりにできるようになっていましたが、文章を書くことに関してはど素人でした。クラスには僕と同じように文章をうまく書くことのできない面々がそろっていました。毎度、難しくてできないことの連続。なのに無謀にもコンクールに応募しようと試み、クラスの仲間と挑みましたが大敗しました。泥臭い姿しか見せたことがないのですが、その挑戦をともにした仲間とは今でも友だちです。その後、今のプロダクションに入り、テレビ出演のための猛特訓をともにした仲間とも友だちになりました。

 

僕自身の数少ない経験から言うと、何か一緒に挑戦したり、冒険したりすると友だちになりやすいように思えます。苦楽をともにすることで絆が深まるというか。同じ時期に子どもを産んだママたちが、子育てという冒険をともにすることでママ友を超えて生涯の友となったという話もよく耳にします。

 

もし友だちができないのであれば、それは新しい挑戦をしていないからかもしれませんね。経験値が上がると冒険の難易度が下がります。自分ひとりの知恵と経験で乗り越えられることが増えますものね。
がんばっている姿を人に見せていない人も多いと思います。
SNSで共有される「幸せな私」や「悩みのない世界」は友だちを作るためにマイナスこそあれ、プラスではないような気がします。悩みや問題を抱えている人同士の方が友だちになりやすいのではないでしょうか。

 

>>>これからまた、友だちをつくってみませんか? 知らない世界に飛び込むのはこわいですか?

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占い師 暮れの酉

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