
「ネガティブ→ポジティブ」に変換するための、今の自分のココロの状態の感じ取り方、付き合い方とは?
自分の考え方、どこから湧いてくるのか
こんなことを感じた経験はありませんか。大人になってから、ポジティブな自分よりもネガティブな自分が出てくることが多い……と。
人の性格はさまざまな側面を持ち合わせています。常に前向きにものごとを捉えられるわけではありません。子ども時代とくらべると、ネガティブな思考回路や行動に陥りがちだと感じている大人は多いようです。
実は、このネガティブな思考はインナーチャイルドによるもの。自分のなかの「内なる子ども」が、その人の認識や行動を決めているのです。
人と人とのコミュニケーションから生まれるいざこざなど、日々生じるたくさんのトラブル。これらは、当人同士が無意識であっても、お互いのインナーチャイルド同士のぶつかり合いでもあるのです。
戦争や紛争などの世界的なトラブルも、もとはインナーチャイルドから端を発しているといっても過言ではありません。
歴史上のキーマンとなった人物も、自分自身の本当のインナーチャイルドを理解できず、人とぶつかり合ったり私利私欲に走ったりと、本来とるべき行動がとれなかったのでしょう。多くのいさかいが時代や国を問わず起こっている点から見ても、私たちはインナーチャイルドと向き合うことが必要なのです。
どうすればインナーチャイルドを理解できる?
私たちは、自分のインナーチャイルドと友達になることで、はじめて自分の深い傷や、未来が見えてきます。
そのインナーチャイルドを認めてあげると、徐々に自己肯定感を得られることができるのです。
生まれた環境や経験してきたことが異なっても、人は本来、それほどの違いは基本的にはありません。
大人になってからの「自分の人格」と「インナーチャイルド」で構成されている、という点はだれにも共通することです。
自分のなかの2つの自分、気づいてますか?
私たちの心は、「顕在意識」と「無意識」でできています。
私たちのインナーチャイルドは「ポジティブ」と「ネガティブ」な側面を持っています。
つまり、誰でも心のなかにポジティブな自分(Pと呼びます)とネガティブな自分(Nと呼びます)を持っているということです。
P(ポジティブ)は積極的で、自発性や好奇心を持っています。ただし、子ども時代に辛い経験をたくさんした人は、自分の中のPをなかなか表に出すことができません。
一方、N(ネガティブ)は悲しさや苦しさ、怒りを持っています。そのため、Nは自己防衛という鎧を被ります。完璧主義で依存しやすいともいえます。
人が生きていくなかでトラブルを起こすきっかけとなるのは、Nの部分なのだということも納得がいくのではないでしょうか。
ポジティブさとネガティブさは表裏一体
人間の脳の90%は6歳までに完成するといわれていますが、私たちの心の中のP(ポジティブ)とN(ネガティブ)もこの6年間で出来上がります。PとNは無意識の深層にいるので、身体や知能の発達と異なり、その出来上がりを自覚しづらいかもしれません。
「あれはダメだ」「これはダメだ」と育てられた子どもは、親に強く叱責された時に「自分はダメなんだ」とNの部分を感じてしまいます。
けれど不思議なことに、一方で「自分は大丈夫だ」というPの価値観も持ちあわせています。これは無意識なので、自分ではなかなか気づくことはできませんが……。
つづき▶【後編】では、人間が生まれながらに持ち合わせているネガティブな側面との付き合い方、今の自分はポジティブなのかネガティブなのかの見極めについて、お話をお伺いします。__▶ ▶▶▶▶
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