出血量に不安はあったけれど……緊急帰国する機内でまさかの事件が!?【子宮頸がん日記#11】(後編)
意識を失って倒れた出来事を伝えましたが、「でも今元気そうじゃん」の一言。いますぐどこかの国の上空から落としてやりたい気持ちをぐっとこらえます。
機内で倒れた理由は?
対応してくれた客室乗務員によると、「おそらく貧血だと思うから、そこまで気にしなくても大丈夫だと思うけど、また異変があったら念のため病院に行ってね」とのこと。
倒れた理由を私なりに推測すると、多量の生理出血による貧血(しかも満足に栄養もとっていなかった)と「血管迷走神経反射」ではないかと思うのです。
血管迷走神経反射は、睡眠不足や疲れている時、緊張や不安などの過度の精神的ストレスを感じたときなどに起こるとのこと。
私は鉄メンタルを自称するほど、強い精神力の持ち主です。ただそれでも、やっぱり父の死が相当なストレスとなっていたようなのです。
なお、父はがんがわかってから、あまりのストレスに胃潰瘍になり、胃に穴が開き、手術が延期になりました。
でも、もし父も私みたいに鉄メンタルの持ち主だったら胃潰瘍にならずに手術ができて、今もまだ生きていたのかもしれないと思うときがあるんです。
いずれ連載内でもお話できればと思いますが、私自身が子宮頸がんになって、がんに関するさまざまな本を読んでいると、メンタルは生存率にも大きく関わっているということがわかります。
実際にがんの余命宣告されてから、その余命日数を超えて長く生きている方は大勢いますよね。
私もこれからどうなるかわかりませんが、何が起きても常に前向きにポジティブに生きていければと思っています。
▶▶【つづき】は2月24日(土)22時配信予定です
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