「40・50代は“リンゴの切り口が茶色く変色”するように細胞の劣化が進みます!」アンチエイジングの鍵「抗酸化力」を高めるのは「体にいい油」!?【慶應義塾大学医学部教授のオイルドクターに聞いた・後編】

マーガリンや洋菓子、菓子パンに含まれる「トランス脂肪酸」は高リスク!

また、摂り過ぎに気を付けたいのが「トランス脂肪酸」です。マーガリンや洋菓子、菓子パンなどに含まれています。トランス脂肪酸には、悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす働きがあるといわれています。血管に蓄積すると柔軟性が失われ、心不全、心筋梗塞、動脈硬化、不整脈などのリスクを高める上、がん、糖尿病、アレルギーとの関係も疑われています。

 

スーパーで、自分に合ったオイル選びも楽しい

スーパーへ行ったら、ズラリと並んだオイルを見比べてみましょう。種類が多く、選ぶ楽しさもありますね。毎日使うものは体に蓄積するからこそ、重視して選んでください。オイルを自分に合った種類に変えるだけで、若々しさはもちろん、健康も同時に手に入るに違いありません。

 

【解説】

慶應義塾大学医学部

井上浩義教授

 

医学博士、理学博士。1989年九州大学大学院理学研 究科博士課程修了。山口大学医学部生理学教室助手、久留米大学医学部放射性同位元素施設教授などを経て、2008年から現職。 『からだによいオイル 健康と美容をかなえる油の教科書』 (慶應義塾大学出版会)、『知識ゼロからの健康オイル』(幻冬舎 )など著書多数。

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