「ご用件は?」「お名前をお伺いしても?」知らずに言いがちな失礼対応
言い方によっては不快な思いも
さて、次は言い方です。言い方次第では相手に不快な印象を持たれずに済みます。
「ご用件は?」という言い方には述語がありません。何をどうするの「どうする」の部分がないことで、伝わるには伝わるのですが、ぶっきらぼうな言い方になるのです。
「おい、お茶」と一緒ですね。
「お茶」も「お茶をいれてください」「お茶をいれてくれない?」という述語までしっかり書くと丁寧に感じます。
「ご用件は?」も同じです。「用件」が何?ということです。
「どのようなご用件でしょうか?」「どういったご用件でしょうか?」「ご用件は何でしょうか?」
このように最後まできちんと言うだけで、印象は大きく変わります。
「用件」は、「用件を先に言いなさい」「用件はいったい何なの?」のように使われることが多い言葉なので、迷惑がられている印象が強いという原因もあります。このようなイメージを持つ言葉は、余計丁寧に言う必要がありますね。
最初に「よろしければ」「お差し支えなければ」「失礼ですが」「恐れ入りますが」などのクッション言葉を挟みます。
「よろしければご用件を伺ってもよろしいでしょうか?」
「お差し支えなければ、ご用件を承りますが?」
というように、ぐっと丁寧に言っても良いでしょう。
「お名前は?」も同じ
「ご用件は?」と同じで、「お名前は?」という言葉も、立場と言い方で解決できます。
特に名前に関しては、用件と違い、忘れていると失礼な場合もあるので、要注意です。
よくある「お名前を頂戴してもよろしいでしょうか」「お名前頂戴できますか?」は誤った日本語なので使わない方が良いでしょう。
「お名前を伺ってもよろしいでしょうか」
がベストです。
「お名前をお聞かせいただけますか」
「お名前をお聞きしてもよろしいですか」
「お名前を教えていただけますか」
も良いですね。
また、こちらも最初に「失礼ですが」「恐れ入りますが」などのクッション言葉を挟むとぐっと丁寧になります。
「お伺いしても」は二重敬語!
なお、「お伺いしてもよろしいでしょうか」ですが、
- 「伺う」は「聞く」の謙譲語であること
- 「お〇〇する」は謙譲語であること
以上二点から、「お伺いする」は二重敬語となります。
相手によっては「教養がない人だ」と思われてしまいますので、気をつけましょう。
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