#94 婚活疲れした独女の「運命の出会い」はバーにあり⁉【40代編集長の婚活記】
あのときは“偽装彼女”だったけど
あのとき話していたのは“偽装彼女”だったけど……。いま、彼はどうなんだろう。私の婚活を知ったら、どう思うんだろう。私の婚活はもしかして“そっち”に舵を切ることになるのだろうか?アサミ「でもビックリ。こんなところで会うなんて。隣、行っていい?」
ロンドン「もちろん!」
にっこりとほほ笑むロンドンくん。スッと隣にきたマスターが、私に話しかけてきた。
マスター「ロンドンさんのお知り合いなんですか。グラス、移動いたしますね」
アサミ「ありがとうございます。ロンドンくん、ここ、よく来てるの?」
ロンドン「帰国してからだけどね。ね、マスター」
マスター「はい。よくお越しいただいてます」
婚活中の事実を知った彼は……?
ロンドン「いま何してるの? 相変わらず雑誌の編集?」
アサミ「会社は変わってないけど、雑誌の編集部じゃない。webサイトの編集。そっちは?」
ロンドン「帰国してからもカメラマンの仕事してるよ。ロンドン帰りのカメラマンってことで(笑)」
アサミ「カッコイイじゃない」
ロンドン「そっちはどういうwebサイト?」
アサミ「40代女性向けなんだけど、OTONA SALONEっていうの。ほら、コレ」
スマホでOTONA SALONEのトップページを見せた。しばらくサイトを見ていた彼が、急に大きな声で言った。
ロンドン「何コレ⁉」
アサミ「何が?」
そのとき彼が見ていた画面は【40代編集長の婚活記】だった。
ロンドン「何コレ、婚活なんかやってるの?」
アサミ「そうよ」
ロンドン「婚活中ってことは、相変わらず独身なんだ」
アサミ「そうですよ。それが何か? そっちこそどうなのよ」
ロンドン「おかげさまで独身です。ふーん。っていうことは、いよいよ現実味を帯びてきたってことじゃない? あの約束が」
アサミ「あの約束って……」
【7年ぶりに偶然の再会したカメラマンのロンドンくん。これは運命? そして“あの約束”とは?続きはコチラ】
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